庭師のご紹介

  • 2019.09.22 Sunday
  • 16:22



庭師、鈴木城太郎氏のご紹介

本場埼玉県で今年独立7年を迎えた「庭悦」の鈴木城太郎氏が先日も修行時代と変わらぬ志のまま当店を訪れてくれました。

20代の修行時代から勤勉に務める姿は現代の若者とは一味も二味も異なる逸材として記憶しておりました。

今から7年程前に独立開業の報告をお聞きしたのも懐かしく、溌剌とした庭師としての姿はすっかり板につき、プライベートでも二児の父となった彼は、日本の庭を支える職人気質の性分から日に日に知識と経験を積み重ねてきた結果を言葉からも感じられる程になりました。

そこで、この度、当店から庭師としてご紹介申し上げるに至るまでのお話しをさせて頂きたく存じます。
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*画像提供「庭悦」

当店には職業「庭師」の方々が有り難い事に多くご来店頂いております。

日本の歴史を語るには必須でもある日本庭園とは芸術と捉える海外の方々のお蔭もあり、今も古き良き技を継承される多くの人によって守られております。

記事をご覧の方で、店頭でお会いした方かしら?と思われるかもしれませんが、それほど、多くの方が日本美術を学びたいと足繁く通われておられ勤勉な方が多い御職業でもあります。

そんな庭師の中でも、年々、質問内容が極まりつつある職人が今回ご紹介に至りました鈴木城太郎氏であります。

技術的な部分は勿論ではございますが、彼の見つめる目線の先には庭を通じての美術・芸術、そして自然の形がハッキリと存在しており、この十数年の間に交わした言葉の数々を汲み取りながら、先日、ようやく対面している私の中で、明確な形が脳裏に浮かんだので、彼の目線の先を少しだけ追求してみました。

その結果、私の中で黒い背表紙の1冊の本が浮かび上がり

「もしかすると‥‥求めているもののヒントとなるのは‥‥えーっと‥‥『ていじ』‥‥何ていじさんだったかな?その人のデザイン論を読むと見えてくると思うよ」

と声をかけましたところ

『伊藤ていじさんですね』

呆気なく苗字が彼から発せられたのと同時に流石だな‥‥と思いつつ

「伊藤ていじさんの本は持ってますが、まだ、その本は読んでませんので、すぐに取り寄せて読んでみます」

このようなお返事が間髪入れずにかえってくるのは、つくづく日々の鍛練の証でもあり素晴らしい事だと感じます。

ここでは伊藤ていじ氏の紹介は省きますが、建築と共に存在する庭の在り方を模索し続ける彼の言葉をいくつかご紹介致します。

庭師として各ご家庭に出向き、実際に植物や石、土、時には灯籠や石仏などを通じて「庭」を作り上げる空間芸術とも言える仕事には、四季や朝夕の時間も加わる表情豊かで繊細な造形を手がける事により彼の中で沸々と湧き上がる疑問や葛藤は実に自然を味方にした愛情に溢れた難儀な問いが多く、その問いかけも眉間にシワを寄せて気難しそうな論議をするのとは異なり、若さ溢れる柔かな笑顔と共に疑問を投げかけてこられます。

美術や音楽の評論家のような事は決して致さない、実に根本的な部分を純粋に深く追求する姿勢が表現者に欠かせない素質と、彼を通じて改めて感じられる存在です。

庭師として、独立開業7年にして久しぶりの再会数分後に、その言葉は投げ掛けられました。

 

「アートってなんですかね?」

店主の私は、その純粋な言葉のチョイスに少し悩みましたが、横文字で言うところのアートという言葉のニュアンスの捉え方から話はドンドン進みました。

彼の中で疑問に思う部分は、自分がこれから手がけていく仕事にプラスになるよう追求している姿が実に心地よく、又、それらを、どのタイミングで引き算のマイナスにしていかれるのかが見所の職人。

 

横文字で称する肩書きにも対応可能であろう現代の職人としての素質を秘めつつも、決して、そちらへ靡かない根性。

ザックリ申し上げますと、アーティストと称する人物には自ら歩まないであろう姿勢が前々から感じ取れてはおりましたが、先日、改めて実感致しましたので、ご紹介に至りました。

「庭にある木が家の屋根より低いっておかしくないですか?山にある木は自然に育っていけば、もっともっと大きくなるじゃないですか。人間の住む敷地内にある木も、もっと、その木が自然に育つように、木に合わせる庭づくりが出来たら凄いと思うんですよ」

「庭が与えるものってあると思うんです。自分の家に庭がなくても、街中や隣の家に庭があるだけで、そこには自然があるんですよね、その影響って凄いと思うんですよ」

とてつもなく当たり前で、とてつもなく純粋な言葉の数々は、時に美術という言葉の概念を互いに探り合う「会話」が場面毎に生じる、表情こそ互いに笑ってはおりますが、ここで解釈の異なる表現をしてしまえば、全ては人間の我儘な思想に陥る危機が背中合わせの対話。

論議を放つのとは大きく違い、本来の在り方や継承の在り方、時代毎に生じる美と古から伝わる美‥‥‥と、大きな範囲・時間軸で物事を捉えている彼の中で、それぞれの植物や石の表情を見る姿勢、そして構成に関しては、未だに手探りでいる姿勢が評価する部分でもあります。

こうであろう、こうでなくてはならない!という傲慢な思想が彼にないのは、四季が織りなす自然との対話を庭という空間に落とし込む作業を通じ謙虚な姿勢でここまで貫いてきたからであり、なぜか、今後も自然に対して謙虚な姿勢であり続けるであろう、むしろ、それは歳を重ねる毎に彼の腰は低くなるのではないか?と思われる、令和の庭師の姿がそこにはありました。

古から伝わる方法、技術と知識、そして空間を作り出すには建物とのバランス配分。
そのような部分に着目しつつ、四季折々異なる表情を魅せる空間を彼らは作り上げる‥‥

ここで敢えて「芸術家」と称して、彼のような謙虚で裏方である事に自信を備えた逸材を今後も応援したく皆様にご紹介申し上げます。

埼玉・東京・千葉・神奈川、場合によってはそれ以外の方々も、彼にご依頼頂けましたら、日本古来の伝統を重んじる庭園とは?の自問自答に出逢えるかもしれません。

お客様の日常が孫の代まで末永く居心地の良いものとなるよう務める庭師です。
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当店の店頭で店主同席で初顔合わせと称した、お客様のご要望もお聞きする事は可能です。
この場合は有料となります。

時期により、店主のみとなる場合や、庭師のみとなる場合もございます。

庭悦へ直接ご依頼される場合は庭悦の料金に基づき進行されます。
当店の店主不在でも全く問題なく進行して頂けますので、お気軽にご相談ください。

古美術商の店主同席ご希望の場合は、当店サイトの「庭師へ相談」が御予約・御購入ページとなっております。
そちらで予め、お支払いと日時調整をお願い申し上げます。

尚、当店が携わるのは初めの顔合わせの場合や、時代物の設置希望のある場合となり、その他の料金は庭悦より見積書が届きますので、ご安心下さいませ。

*古美術商店主同席不要の場合は「庭悦」へ、直接御依頼下さい

こちら↑クリックで「庭悦」ホームページが開きます

良き空間で、豊かな生活をお過ごし下さい。

*庭師に相談←初回申し込みはこちら(古美術商連携業務)

*マンションのベランダも御相談可能

 



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こちら↑は庭悦 鈴木城太郎氏御本人によるご挨拶ページです。
合わせて御拝読頂けましたら幸いです。





 

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