高台に銘が『無い』=時代物

  • 2019.03.22 Friday
  • 16:20
まず、ご参考までに画像を御覧下さい。
01.png
伊万里赤絵なます皿(蛇の目高台)
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伊万里染付深鉢(蛇の目高台)
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伊万里染付なます皿(蛇の目高台)

*以前の記事『高台の作りから見る』にございます蛇の目とは?の問いが数件ございましたので‥‥以下、続きます。


上の3点が蛇の目高台と称されるもので、ザックリと申し上げますと漢字のままヘビのメ

ぐる〜りと円が特徴と申しましょうか、このような作りは江戸幕末期に多く用いられます。
勿論、古美術品には番外編のようなものも存在しますので、明治初期の場合も時々見受けられます。

基本、江戸幕末期と記憶されても構わないと思います。


04.png
伊万里染付変形角皿

同じ江戸幕末期でも、このような立ち上がりのある高台もございます。

この場合は高台の内側の凹み具合や器の呉須の発色具合、絵柄の特徴など数カ所チェックされますと時代の見分け方が可能です。



そして、本日は少し内容を初心者の方向けに記載させて頂きます(現在、引越しシーズンにより鑑定・査定依頼のお電話が多いのですが、お電話ではまず鑑定・査定は無理です/鑑定・査定の手順は←こちらを御拝読下さい)


まず、鑑定・査定料が無駄にならないように、お客様のご自宅で必ずチェックして頂きたい部分を以下に箇条書きに致します。


*陶磁器全般的に在銘では無い物が時代物です=(須恵器から明治初期まで)

*在銘の場合、今泉柿右衛門・今泉今右衛門などの窯が記されているものは江戸中期〜末期からですのでOK(査定する見込有)
+但し、現代物の各窯の表で販売されている土産物の場合もございますので、こちらは専門家に鑑定依頼が宜しいという意味で見込有

*上記に関しては釉の発色で凡そ御判断頂けます(参考書をお客様の手元に置かれることをお薦めします)

角福・富貴長春などが記されているものはOK時代物です(過去記事参照)

*九谷に関しては「九谷」と記されている時代物もございますのでOK

*『有田』←こちらはNG 時代が若いです(近代の大量生産品)=有田と伊万里は同じ←理由はこちら(クリックした後に画像を拡大)

*鍋島に関しては寸法で見る

*古九谷の鑑定は釉の発色具合で見る

*□□造←こちらは九谷の窯の名前が入っていることが多いので(明治期)こちらも鑑定・査定見込有



(チェック項目、後日追加予定)


等、様々な項目がございますが、基本的に在銘とされる作者名ですね‥‥所謂、○○作・△△落款、このような場合は明治維新後に美術というカテゴリーが生じた後の『作家・工芸家・陶芸家』という概念が根付いた頃から作り手がご自身の名前を入れていることが殆どですので、それらは作家物とし、近代美術となります(古美術の枠とは異なる)

しかし、作家名により取り扱い可能な『作品』もございますので、これは鑑定・査定に出される場所が何を専門に扱っているか?を予め、お客様の方で調べられることが1番確実です。

作家物を高値で売りたい場合は、やはり作家物おW御専門に扱われている店舗に御依頼された方が宜しいでしょう。

当店の場合は上の写真のように銘が無い時代物を扱っている為、ここが古美術・骨董にご興味の無い方からすると

「名前が書いてないから安物だと思うんですけど‥‥‥」と、お電話越しに問い合わせとなります。


写真鑑定可能な店舗も増えているようですので、お客様の方でお手元の品々を各店舗のお取り扱い商品と見比べて御依頼されるようにしますと御満足頂けるかと存じます。


さて、長文御拝読頂き有難うございます。

「うーん‥‥わからん‥‥」こちらに行き着かれた(疲れた)場合は、メールで画像送付・写真現像郵送で御依頼下さい。


本日は在銘ではなく、無銘のものは100年以上前のものの可能性が高い!という部分をザックリ御記憶頂けましたら幸いです。

(子供の端午の節句や引き出物は、くれぐれもリサイクルショップへ御依頼下さい=年々依頼数は減少してますが‥‥)

他店舗紹介は行っておりません。


宜しくお願い申し上げます。

 

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