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目貫 クチナシの実

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赤銅地目貫(梔子・クチナシの実)←クリックで商品ページが開きます(古美術希のぞみ)

目貫のお話は・・・記事:2017年1月14日←こちらをクリックされますと過去の記事が開きます

当店には武具コレクターが多く、その中でも「調べた?」と聞かれ続けている梔子形の目貫。

色々な角度からお調べしまして、しばらく口頭のご説明に留めておりました。

梔子の花言葉まで調べましたよ^^;

「喜びを運ぶ」とか「私は幸せ♪」等と云う喜びや幸せを意味するとか・・・なんとも乙女な説明で失礼しました。



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古美術商らしく梔子をモチーフにした歴史を辿ります。

(目貫のご説明は過去の記事を参考に御拝読願います)

日本国内で梔子をモチーフにしたものは群馬県や長野県、又、奈良県の古墳跡から出土されており、銀製の板から作られた丸い玉やガラス玉が梔子の実をモチーフにしているとされております。

信濃・上毛野は馬を介した交流や物流があったとされてます。
出土品のほとんどは装飾品として使用されており、墓に死者と共に埋葬されたものが現在発掘されております。

古墳時代から存在する梔子の実をモチーフにする意味とは・・・断言できませんが、実は主に子孫繁栄などの願いが込められている場合が多い為、こちらの梔子の実も同じ意味合いかと考えました。

しかし、武具に用いるには少々戦の縁起担ぎから意味合いが遠い気がします。

梔子は果実が割れない特徴もあるので、その割れない部分に『強さ』を見出し縁起を担いだのか?と云う考えも浮かびます。

現在、御案内中の目貫ですが、素材は赤銅に金彩が施されており、非常に繊細かつ柔らかい曲線が特徴となっております。

<ここまで過去書き溜めておいた分>

 

何ヶ月かかって調べているんだい?と言われそうですが・・・。

 

そもそも、クチナシの実でなかったらどうしよう・・・と迷いも有りつつ・・・。ま〜、もし、モチーフの間違えであっても参考までに御拝読下さい。

 

上記、段々と歴史を掘り下げて、一部のお客様からは(なに?難しいんだけど・・・)と言われてしまいそうな記事でしたので、途中で断念し、また、しばらく封印しておりました。

 

しかし、先日、何気なくテレビから聞こえてきた『勝負に口出し不要』との説明に、あ〜、なるほど・・・こっちの方が明確でわかりやすい説明だな〜と感じましたので、再び、アップするまでに至ります。

 

日本は武具類に基づいた言語が多く存在し、それらは使い方こそ広まって受け継がれておりますが、元々の由来が不明・・・というのは割と多く「え?そんな意味があるの?」と驚かれる事もしばしば。

 

今回はクチナシについて、時間を費やした割には簡単な説明に辿り着きました。

 

勝負に口出し不要

 

やはり武士道の精神、ここに有り  です。

 

 

他人のあげ足取って喜んだり、細かく言い訳なんぞせずに勝負に挑みましょう!を、どこまで平成で貫けるか?の勝負品として御紹介致します^^;

 

*追記*クチナシの花は渡哲○と思い浮かんだ世代の方々へ 店主はその世代の「子」に当たる世代です^^でも知ってます

 

おさらい

 

今回の目貫とは、こちらの画像をご確認下さい。

 

「唾をつける」は、この鍔・鐔を装着し、己のものにするという意味合いからきております

 

目釘とは「釘をさす」が、まさに、この事で、この竹製の釘で刀身のナカゴを止めていることから「二進も三進も行かない」=「釘をさす」の語源ができました

 

全体的に手で掴む部分を柄(つか)と称します

 

以上です

 

参考画像は現在店頭販売中の

 

備州長船康光 脇差 

 

裏年記 文安二年八月=室町期

 

長さ37.4cm 反り1.1cm 目釘穴2

 

康光参考

初代康光 応永1394〜1428年 室町

2代目康光 永享1429〜1441 室町

 

*と云うことで文安は1445年ですので2代目作とする

 

脇差の実物をご覧になられる場合は予め御来店予約を承ります

 

author:古美術 希, category:古美術品/入荷のお知らせ, 13:08
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