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伊万里とパン
ドーン。
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こんにちは。
サボり気味のコラムで申し訳ございません。

サボっているつもりはないのですが接客の合間に写真撮影をしているので、どうしてもコラムが後回しとなりまして申し訳ない限りです。

先ほど、書家の風間先生より差入れを頂戴しました。
それも、こんなに大量に。。。
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まだ、この他にも美味しいもの頂いてしまいました。
ありがとうございます。

さて、店頭で目に入った幕末期の染付皿に添えてみました。
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全体的に納まりが良く、清らかな印象になりました。
皿の中央に食材を添えるだけで絵になる皿は重宝します。
このように皿のフチに紋様が施されるようになったのは江戸中期頃から良く見受けられます。
それまでは皿をキャンパスとして捉えているような絵画的要素が多い絵皿が殆どかと思います。
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そして、よくよくご覧いただきますと、こちらは白地を活かした白抜きの技法で描かれた模様が然りげ無く染付の中でも高度な技が託されております。
ここにお気づきになられる方はコレクターとしても、なかなかの目利きではないでしょうか?

江戸期の食材を粋に演出した皿は、明治、大正、昭和と受け継がれ、それぞれの時代の食材を添えて楽しまれて来ました。

皿からしてみましたら、平成の食材が豊富である事に驚くかと思います。
しかし、皿にそのような想いは無く、ただただ繰り返される時代を所有者となった方の為に『器』としての役目を果たしているに過ぎません。
このように書くと、、、切ないですね。
しかし、所有された方が大事にされて来られたからこそ現存に至るわけであります。
そこを今一度、深くお考えになられると更に有り難さを感じられるかと思いますが、如何でしょうか?
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昭和の高度成長期以降、海外から様々な食材が日本国内に伝わり今に至ります。
100年前には日本人の殆どが見たことも食したこともないものが今では当たり前のように流通しております。
それらを100年以上前に作られた器に盛り付けますと、不思議なことに違和感なく器と食材として存在します。
古美術、骨董品を所有された方の殆どが、むしろ御洒落な雰囲気になったと驚かれ末長く御愛用されております。

古いものには今では発色の難しいとされる色合いや1客ずつ丁寧に作られたものの歪んだ形状として残り今に至るものなど様々な器がございます。

お気に入りが見つかると即御決断頂かない限り二度と出会えないようなものが殆どであるところも古美術収集家の醍醐味で、惜しくも逃してしまった場合は、またしばらく探し続けることになります。

本日はパンでご紹介しました。
身近にある好物を添える器をお探しでしたら是非、古いものにも目を向けて頂けますよう宜しくお願い致します。


 
author:古美術 希, category:食と器, 17:42
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