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日本刀って何からできているの?に答えます

テレビでも海外の方々が「日本刀は他の国の刃物とは全く違うんだよ」と発言するような時代となりました。
それを「どこが違うのですか?」と聞き返すのが日本人という、愚の骨頂の時代ともなりました。

さて、刀剣って鉄でしょ?にお答えします。

「そうです。鉄です」

玉鋼(たまはがね)
一度は耳にされた事もあるかと思います。
和鉄(わてつ)を鋼(はがね)と称します。
和鉄と言うほどですから、これらは日本国内の土地で採取されます。
和があれば洋鉄もあるの?と思われると思います。ございます。
洋鋼と称しますが、これらは簡単にご説明すると、刀を作る上で鉄を叩いている姿をご存知かと思いますが、あの様な叩くことを鍛錬(鍛える)と言います。その鍛えに適さないものが洋鉄で理由は硫黄の化合物を含んでいるのに対し和鉄は鍛えるごとに強度が増す性質を持ちます。
*和鉄=低温でつくられる
*洋鉄=高温でつくられる

では和鉄はどこで採取されるか御存知でしょうか?
和鉄は砂鉄からほんの僅かな量しか取れません。
この砂鉄は浜辺や川にある砂鉄ではなく、山から取れる砂鉄を使用します。

この砂鉄の成分量が最も優れているとされるのが中国地方の山林で赤目砂鉄が取れ、その砂鉄こそが刀剣の材料として最適な成分とし(前のコラムに記載した刀工の系統)最も古い歴史を誇る備前がそれに値することから、現在岡山県と記載すると分かりやすいと思いますが備前の刀剣王国をも呼べる古刀の歴史が確立されたと申し上げましたら御納得が行かれるかと思います。

 

ちなみに余談になりますが、ここ鎌倉も湘南地区の海岸でも現在、学生による玉鋼の研究をしているチームがあると以前、どこかで伺いました。

鎌倉の浜辺で磁石により砂鉄を集めている学生の姿がテレビでも放送されており「ここから刀を作れるか試しています」と、青春ど真中の笑顔が眩しかったです。是非、相州伝頑張ってください!

 

さて、話を戻して、この玉鋼とされる材料は砂鉄から僅かしか取れないことは上記に記載しましたが、この僅かな玉鋼に他の鉄を混ぜて刀を作ります。

この混ぜる配合(分量)は流派により異なる為、一律に○対○と記載はできません。

 

この先は刀を作る工程に入ってしましますので、まずは、ここまでとさせて頂きます。

 

*刀の作り方は古美術商のコラムですので、少々ニュアンスが異なる為、こちらは少し考えてからご案内させて頂きます。

author:古美術 希, category:余談, 18:21
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