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六古窯(ろくこよう)

基本中の基本のお話。

古美術、骨董品を収集される場合「伊万里の磁器から入りました」と仰る方がおられたり「私は六古窯が好きで」と仰る方がおられたり、実に様々なスタートです。

さて、皆様が必ず耳にする六古窯とは。

その名称通り6つの窯をさします。

*瀬戸(せと)=愛知県瀬戸市
*常滑(とこなめ)=愛知県常滑市
*信楽(しがらき)=滋賀県信楽町
*越前(えちぜん)=福井県宮崎村
*丹波(たんば)=兵庫県篠山市今田町
*備前(びぜん)=岡山県備前市

どれも多くは焼締(やきしめ)ただけの壺や甕(かめ)、擂鉢(すりばち)などの日常品を作っていました。


(焼締=釉薬をかけずに素地の土のまま高温で焼き固めたもの)
(釉=うわぐすり、釉薬(ゆうやく)どちらでも通じます。磁器の表面を覆う被膜)
(鉄釉(てつゆう)緑釉(りょくゆう)鉛釉(えんゆう)灰釉(かいゆう)ソーダ釉などがあり主にガラス質)

中世古窯と表する方もおりますが、まず店頭では耳にしません。

店頭では六古窯(ろくこよう)で伝わります。

難しい専門用語をお話になりたい方も多く御来店されますが、多くに浸透している用語を用いた方が話が早いかと思います。

六古窯の鑑賞は実に飽きのこない素朴な作風と申しましょうか。
使う毎に味わいが増す魅力。

鑑定の仕方は実に難しいです。
時代毎に土の素材、色、焼締の風合いが異なり、壺になると形状が異なり、手びねりからロクロで作られるようになるまでの見本となるものが数少ない。。。ですので現在、店頭には時代物(鎌倉〜南北朝時代)は数点ございますが、このような時代の古いものを見かけたら是非、手に取り拝見される事をお勧め致します(店舗により手に取れない場合もございますので必ず店主にお声がけ下さい/礼儀が先です)

鑑定の仕方は言葉では伝えにくい部分も含まれますので、専門書を1冊書店で探されてから一通り目を通し、実際に店頭で店主に聞くことが最善です。

ポイントは実物を手に取り手の感触からも覚えていくことですかね。

このお話は店頭で。。。

六古窯の時代背景は古く須恵器の流れを汲んでいるので収集されるとなると専門家の目線にならざるおえないです。

日本やきもの年表←こちらから古美術希(のぞみ)で御案内しております年表ページが開きます。

実に古くから伝わる日本のやきものだということがお解りになられると思います。

ご興味ございましたら、専門の書斎を1冊書店で!

それから古美術商巡りをされると気付かれるポイントも色々ございます。

なかなか全て無傷のものはございませんが、陶片でも時代の風合いを感じられます。
当店では、なかなか陶片は扱いが少ないですが(一時期物凄い量を扱いましたが現在は無)もし見かけましたら御購入されると良いと思います。
使い方は箸置きにされると御洒落ですし、その時代の肌の色を眼で覚えます。

どの分野にも言えることですか、まずは専門書を1冊と共に、お目当のものを手元に所有されるのが目利きへの早道かと思います。

特に六古窯の古美術品を収集されたいとお考えの場合は陶片からスタートで上出来です。

author:古美術 希, category:余談, 18:00
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