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少々豪華な…名残りの懐石
写真 1.JPG
少し気が早いタイトルですが茶懐石十月の器の提案です。
名残りとは数通りの意味が込められております。
昔は、この時期になりますと東海道には茶壺の行列ができ江戸の将軍家へと運ばれました。
一年間に使うお茶の量を各家で保存されており、今のように流通と保存管理が出来ない時代には茶人にとって、とても楽しみな季節でした。
夏の風情の名残りという意味もあり初夏に摘んだ茶葉を壷に保存し、今時季になるとそれらの封を切って使い始めました。
少し早いですが11月ぐらいがそれにあたります。

華やかであってはならない茶事ですので、渋い雰囲気が好まれます。
金継のなかでも「よびつぎ」が好まれます。
よびつぎとは様々な陶片同士を金継で合わせます。

写真 2.JPG
今回、御案内中の漆器は蒔絵が施されているので本来は茶事では好まれないものを選びました。
豪華にも見受けられますが、蓋には燻し銀の蒔絵が全体の雰囲気を品良く落ち着かせておりますので使用してみました。
茶事に御使用される場合は黒塗の椀が定着しております。
当店は少しアレンジしておりますので御非難御遠慮下さい。
左側に「飯」右側に「汁」というイメージで御覧下さい。

写真 3.JPG
こちらは九谷の猪口を添えてみました。
「華やかですよ〜」と仰る声も聞こえてきそうですが実物は渋い仕上がりのお品物です。

徳利は李朝を御案内致します。
今年も新米の季節が到来しました。

料理に関しましては旬の食材の味を活かしたものが好まれます。
器に関しましては店頭で御相談下さい。

茶事に使用される方が多いので写真掲載は避けさせて頂きます。

本日は少し豪華さを感じさる器で御案内させて頂きましたが、なるべく素朴で品のある美しいものが適しております。

是非、店頭で御相談下さい。
author:古美術 希, category:日常遣いの御提案, 12:46
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