小皿と向付の使い方!

  • 2022.12.05 Monday
  • 00:23

ゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロン
あー!
起き上がり小法師だるまの揺れがおさまったと思ったら、今度は器が揺れてる〜!
ゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴ〜ロンゴロン

はい、使い方に入ります。
3通りご紹介します。
15年以上前にもご案内した内容ですが過去ブログ漁るのも面倒だと思うので再び撮影し直しました。

<その1>
小皿を下に敷いて、向付を置きコーヒーカップ代わり。

スプーン・フォークを添えてデザートやヨーグルト・アイス等も楽しめるスタイルです。

<その2>
蕎麦猪口に小皿を置いて、蕎麦猪口に麺つゆ・小皿にネギとわざびスタイル。

温かいものを下に入れて上に添えたいものをのせてもOK♪

又、下に氷を入れて上に刺身を少量盛り付けるのも粋。

<その3>
希をご愛顧頂いている方は既にご存知のコンフォート仕様。

高さを出したい時に古伊万里・伊万里・九谷の盃洗やコンフォートをお持ちではない方や、小さめのコンフォートが欲しいけれど巡り会えない時にはこの方法がオススメ!

向付(蕎麦猪口でもOK)を裏返して高台に小皿の高台を合わせるか重ねてください。

チョコレートをちょこんとのせても可愛いですし、テーブルに高さを出したい時にコンフォートの代用として手軽に出来るアレンジ方法です。

向付(蕎麦猪口でもOK)蕎麦猪口←はこちら

小皿
でできます。

又、写真にはないですが
向付部分をなます皿にして、小皿を5寸7寸皿にしてもOKです。
その場合は大きなコンフォートとなりますのでケーキや見栄えのする料理を盛り付けると良いです。

但し、小さなお子様がおられるご家庭ではズレた場合、器を割ってしまう恐れがございます。

大人同士で落ち着いた雰囲気で楽しめる場合に適用してみてください。

きっと、どこかのタイミングで「あっ!そうだ!」と思い出して頂けると思います。

ポイントは高さを出す(下にする)器が華やかですと(あ‥‥コンフォート買わなくても良いかも)と悟ります。
言ってはいけない事を書きましたね。

商売っけを忘れてます。

皆様の年末年始が楽しい時間となりますように〜からの余計な伝授でした。

*時代物ではなくても出来ますよ〜(あ〜余計なことを‥‥‥)

楽しんでください^^

<使用した器>
伊万里赤絵向付5客←こちら
↑お求めやすい価格にしました。

見込みにもたっぷりの呉須が贅沢品の証。

セットで所有されると後世も喜ばれます。

コーヒー用に最適な大きさ。

伊万里赤絵小皿6枚
↑6枚現存/お求めやすい価格にしました。

醤油皿にちょうど良いサイズと高さ。

食卓が華やぐ色彩。

こちらの絵柄シリーズは10客(枚)揃いの蔵出し品で7寸皿が1番初めに完売した常連様はご存知の赤絵です。
とても良い色合いで使いやすく初心者の方にもオススメです。

お猪口は鎌倉の日本料理虹さんでお楽しみ頂けます。
今年も御節で忙しいかな?

吊/釣透香炉

  • 2022.02.15 Tuesday
  • 17:21


<吊/釣香炉>←こちら商品ページが開きます。
置いても使用可能。

3本の鉄製鎖で吊るします。

神の遣(鹿)を中央に仏教紋様が施された透かし香炉となっております。

白檀や沈香を焚いてご案内。

客人を招く際、空だきをして香りを燻らせる道具。

移転前の撮影にて商品ページではご案内しております。
素材が伝わりにくい画像の為、再度、撮影を行いました。

香道に長けた方のみならず、日常的に使用される方にお薦め致します。

創は勿論、状態も良好。
当方でも使用している為、古美術蒐集家の方でしたらご理解頂ける逸品かと存じます。

香を焚く豊かな時間のご提案でした。

お香←沈香・白檀を気軽に楽しみたい方はこちらからご注文承ります。

こちらの香炉をご検討の方は
<吊/釣香炉>←こちら商品ページが開きます。

時代保証致します。

ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。

赤絵でChristmas気分

  • 2021.10.12 Tuesday
  • 02:29

伊万里赤絵7寸皿←こちらからご購入頂けます(只今16周年価格)
残り4枚です。
1枚通常価格¥8,800.-(税込)
16周年記念価格¥7,700.-(税込)

そして赤いガラスのグラスは会員様限定ページでご案内中。
会員様はログインして探して下さい。
すぐに見つかります。

カトラリーは2人分
mizuhikiカトラリーゴールド←スプーンとフォーク2人分
¥4,400.-(税込)
スプーンとフォークを添えるレストもお揃いでどうぞ♪
mizuhikiカトラリーレスト←こちら
¥2,200.-(税込)

周囲のクリスマス仕様は先日ご案内させて頂きましたクリスマスと正月に使える飾り
RED 選んで作る クリスマスからお正月まで使える飾り(送料込)←こちら
¥5,500.-(税込)

お買い物金額1万円以上で送料無料です。

こちらの2人分で合計¥40,700.-(税込)

クリスマスの飾りを単品で追加される場合は
アーティフィシャルフラワー←こちら
1房¥1,650.-(税込)

画像大量です♪

グラスが目をひきますね♪

水引の赤と赤い実が寒くなる季節に嬉しい色彩。

グラス‥‥‥会員様限定購入可能です。

ちょっと光の具合を変えて撮影

角度を変えて撮影

画像のように7寸皿の中央に添えて料理を盛り付けても良し♪

バニラアイスやヨーグルト等の白も映えますし、ボイルした海老を添えたり、氷を敷いてお刺身、それとも〜‥‥。
色々使い道が広がります。
テーブルに置いて電池式のLEDライト、キャンドル型を入れても赤い輝きが素敵です。
所有された方の特権でお試しください。

カトラリーは贈り物にも人気です。
レストも一緒にどうぞ♪

まだ蒸し暑い季節の不思議な10月ですが、冬に向けて早々にご案内開始。

お2人分でお探しでしたら、こちら一式お薦めします!

グラスが2客しかないので‥‥。

クリスマス飾りがあるので、どうしてもイメージがクリスマスだと思いますが、意外と年中使える赤絵と赤いカップです。

赤絵7寸皿
伊万里焼きの定番色と絵柄で安心の人気。
今でも写しと称されてしまいますが、作られている絵柄。

八角だったので亀甲紋様を連想して入荷。
こちらは和製ではない海外のアンティーク品です。

上まで戻るのが大変なので重複して商品のご案内。

伊万里赤絵7寸皿←こちらからご購入頂けます(只今16周年価格)
残り4枚です。
1枚通常価格¥8,800.-(税込)
16周年記念価格¥7,700.-(税込)

そして赤いガラスのグラスは会員様限定ページでご案内中。
会員様はログインして探して下さい。
すぐに見つかります。

カトラリーは2人分
mizuhikiカトラリーゴールド←スプーンとフォーク2人分
¥4,400.-(税込)
スプーンとフォークを添えるレストもお揃いでどうぞ♪
mizuhikiカトラリーレスト←こちら
¥2,200.-(税込)

周囲のクリスマス仕様は先日ご案内させて頂きましたクリスマスと正月に使える飾り
RED 選んで作る クリスマスからお正月まで使える飾り(送料込)←こちら
¥5,500.-(税込)

お買い物金額1万円以上で送料無料です。

こちらの2人分で合計¥40,700.-(税込)

クリスマスの飾りを単品で追加される場合は
アーティフィシャルフラワー←こちら
1房¥1,650.-(税込)

ご検討下さいませ♪

蒔絵 今時期だからこその使い方

  • 2021.01.14 Thursday
  • 18:06


蒔絵小箱香箱 江戸時代
シックな金銀蒔絵の小箱を今ならではの使い方でご案内させて頂きます。
横の小瓶はティーツリー精油。
毎年、冬の朝一に店頭で焚いていたのをお気付きの方もおられるかと思います。
海外では殺菌効果が見込めると言う事でうがい薬に用いる国もあると聞いたので、それ以来インフルエンザ予防で使用。
鎌倉蝋燭でも人気の香りでした。

香炉の上部には隙間が開けてあります。

本来は香灰を入れてお香を焚くのですが、ウィルス除けと言う事でダイレクトに瓶のまま入れております。

自然に蒸発。

新品のマスクを添えて。

本来は画像のマスク部分に布を被せて香の香りをたくす使い方だったと思われます。
源氏物語にあったような?ないような?うる覚えの知識で申し訳ないです。

小引き出しの細工が粋です。
ここに香木を保管。
贅沢な逸品。

金銀蒔絵重 江戸時代
こちらは本来、お重ですが、蓋がないのでお求めやすくしました。
金銀蒔絵です。
黒い部分が銀です。
100年以上経過して見事ないぶし銀と変化しております。

店頭でご覧になられた方も多いかと思います。
ブルーはゴム手袋。
本来は盃を乗せる台の為、丸く穴が空いてます。
ポケットティッシュを入れると調度良いサイズ。
刀剣や蒔絵を手にする時に白い手袋もございますが、昨今の事情から使い捨てゴム手袋を入れて使って頂いております。
お重の方にはマスク、勿論、新品マスクを少し折り曲げて保管。

と、言う使い方になるとは江戸時代の方は考えておられなかったでしょう。
令和では急遽ですがウィイルス予防作のアレコレとして使いたいと思います。

蒔絵小箱香箱 江戸時代
アロマオイルも気楽ですが、香灰を入れて白檀・沈香・伽羅を焚いて下さい。

<ご注意>お香に直接着火するタイプの香を使用される場合は、上蓋を閉めないで下さい。上蓋が燃えてしまいます。香道を志す方はご存知の通り、香灰を入れて正式な使用でご使用ください。


金銀蒔絵重 江戸時代
若干剥がれ箇所がございますが、このままの状態が好ましいです。

贅沢の極みでございました。

 

精油を垂らすだけ♪木のアロマ

  • 2020.10.12 Monday
  • 15:02


本日は数年前から一部の常連さん方と愛用している商品それぞれの使い方についてご案内致します。

開業当初からお香の販売を続行しておりましたが、ある時から「日本の香り」として商品入れ替えを密かに行いました。
結果、こちらの方が火の心配がないと特に女性客の皆様から指示を頂いております。

ご来店時もご質問されない限りはご案内は控えておりました使い方をお披露目します。

アロマ好きの女性は知識が豊富ですよね。

当方はそれ程、所謂女子力へのこだわりは皆無の為、オープンにご案内は控えておりました。
お調べして頂くとご納得されるかと思います。

香りにもそれぞれ効能があるのでご興味がある方は面白い分野だと思います。

店頭での使用方法は画像の通りです。

当店で長年ご紹介している「ひのき玉」←謎な存在ですよね^^;
こちらをお猪口や小皿に添えて、アロマオイルの精油を1滴垂らします。

ひのき玉そのものも紙ヤスリで削って頂くと、永久にひのきの香りが楽しめます。
お風呂でご愛用になられている方も多いです。

ひのきの香りが減ってきた段階で、店頭では精油を垂らして置いておきます。
1個でも香りは漂いますが、1個売りしていない理由は、他の香りの精油と混ぜたくない方は別に分けて香りを使い分けて数カ所に分散して置いている方が殆どの為、4〜5個のまとめ売りとなっております。

私が使用しているのは店頭で販売していた漆器のミニチュア。
明治期頃に一式揃いで作られたもので、こちらはバラ売り希望者が数人集った為、残りの漆の剥げや割れが生じているものは破棄せずにご覧のように使用しております。
一部は海外の学校へ寄贈したいとのお声がけにより某大使館経由で学びの場のガラスケースに納まりました。

割れているものや欠けているものは修理を施し、店頭で販売を試みますが、それでも売れ残ってしまった子は何かしら役立てております。

と、言う訳で、謎の存在「ひのき玉」は、このような楽しみ方もあるので商品として未だに君臨しております。

*ひのき玉←国産
=大量発注の場合は「お問い合わせ」より、お声がけ下さい。

*お猪口←会員登録後ログインでお求めやすい価格でご案内中

*小皿(豆皿)←先日アップ完了しました。こちらもログイン後◯%OFF]

*精油←百貨店さんでも販売しております。当店からも販売可能。

アロマオイルの販売は店頭では行っておりません。
専門店の方が種類も豊富です。
当店はお客様と相談の上、香りを絞り込んで仕入れております。専門店ではない事を予めご理解頂いているお客様からお声がけ頂いた場合のみ販売しております。
今後はネット販売枠も準備させて頂く準備中です。

(引き続き店頭販売は致しません=アロマ専門店の方々の方が知識がございます/当店は付属品として販売枠をご用意するに留めます)

玄関やトイレ、リビングや寝室に1つ添えてお楽しみ下さい。

精油不要の「ひのき玉」の使い方は、断然、湯船に浮かす♪それからタンスや靴箱に入れて下さい。

精油に関しましては、海外ではティーツリーがインフルエンザに効果滴との事でうがい薬にも使用されている記事は山程ございます。当店も今年2月以降は鎌倉蝋燭ティーツリーが人気です。

気休めかもしれませんが、実際の効能は個々人で感じて下さい。
香りを楽しむ心の豊かさのご案内させて頂きました。

盃洗をice pailとして代用(昆虫嫌いの方は御注意=トンボの画像有)

  • 2018.07.19 Thursday
  • 15:39

IMG_4556.JPG
今朝、店のドアに蜻蛉(以下、トンボ)・・・。

武具類にトンボ柄のものが多い理由をご存知の方も多いかと思われますが、改めまして・・・。

前立てや籠手等にトンボをモチーフにした甲冑をご覧になられた方も多いかと思います。
又、刀剣の鞘や鐔、目貫にトンボ図を施したものも多く、これらは、前にしか進まないトンボの特徴から、戦において前へ前へとひたすら前進する武士の在り方を表現していると言われており、所謂、縁起担ぎとして用いられたモチーフです。

今も尚、受験を控えている御家庭や勝負事に挑まれる前に「トンボのもの有りますか?」と御来店される方もおります。
女性の場合は印籠の留め具として用いられたトンボ玉を好んで蒐集される方もおります。

日本古来から伝わる縁起の良いトンボですが・・・。

IMG_4558.PNG
2時間後も止まったままでした^^;

この猛暑ですから、きっと休憩時間だったのでしょう・・・店の入り口に日が差す時間には、いなくなってました。

昆虫も必死に暑さの中で生きてますね。

2週間前は北鎌倉にきて初のクワガタが店のドアにしがみついておりました。

(止まっていたのではなく、しがみつくが適切な茹る夏)

今年は昆虫に好かれる店舗と相成っております。

FullSizeRender.jpg
さて、話題はいつも通りの器の使い方です。

こちら5客揃の小ぶりな向付。

絵柄をご覧頂きたく下にミラー(鏡)を敷きました。

FullSizeRender-1.jpg
内側が白地の器には、この時期でしたら緑茶色が似合います。

*伊万里染付向付5客揃←クリックで商品ページが開きます(古美術希)

サイズは当時の特注品と思われます。
なかなか見られない大きさです。

FullSizeRender-2.jpg
網代編み等の盆に添えますと、涼を感じて頂けるかと思います。


FullSizeRender-3.jpg
こちらは江戸中期の蕎麦猪口(伊万里染付微塵唐草紋様)に茶托は網目を施した銅製品。
そして江戸幕末期の盃洗。
ガラスの急須は今年度は販売しておりません。

*伊万里盃洗←クリックで商品ページが開きます(古美術希)

FullSizeRender-4.jpg
盃洗はコンフォート型をしているので、冷たい氷を入れてice pail(アイスペール)として御使用になられると雫も落ちにくいので夏場も活躍します。

FullSizeRender-5.jpg
このように氷を入れて・・・

FullSizeRender-6.jpg
緑茶の色が上手く出ませんでした^^;

雰囲気だけ味わって下さい。

夏場の食事は偏りがちになります。

簡単に一品添える場合に、このような氷を入れて、刺身やフルーツを添えると、いつもと違った食卓に早変わりします。

手の込んだ料理をしたくな〜い!真夏の期間中は、氷を上手に取り入れて、爽やかな見た目と食材を吟味して美味しく&簡単に♪

手間をかけない工夫として、今日の記事タイトルは盃洗の御紹介とさせて頂きました。

IMG_4557.PNG
店の表にはトンボ・・・裏口には現在、蝉(セミ)が鳴いてます・・・。。。

皆さま、くれぐれもご自愛の程、この夏も御自宅で器を活かした楽しいお食事を!


8月5日追記:過去の入荷データより探し出しました。
IMG_4834.jpg
こちらが刀剣の拵に施された蒔絵による蜻蛉です。
既に完売品の為、参考資料として御覧下さい。

(前立の蜻蛉画像が見当たらず・・・ひとまず蒔絵拵にて失礼致しました)

書道具に鐔

  • 2018.07.05 Thursday
  • 17:45

FullSizeRender-3.jpg
店頭に書道具を陳列して置きますと、箱を持ち上げて「中身な〜に?」と・・・まさかの・・・シャッフルする(振る)方がいるので、最近は陳列をやめました。。。海外の方ではなく日本人である事が非常に残念です。

書道具をお探しでしたら店主にお声がけ下さい。
硯や紙入れ、水滴など、陳列していないもの多数ご用意ございます。

さて、画像は書道具に鐔を添えました。
FullSizeRender-2.jpg
鐔を文鎮として使用される方も多く、当店では書道具として定着して参りました。

文鎮を敢えて鐔を用いるところが粋な遊び心。

FullSizeRender-1.jpg
紀内在銘越前鐔←クリックで商品ページが開きます(古美術希)

鐔の材料は主に鉄である事が多く、中には漆や七宝の鐔もございますが、代表的な材料は鉄です。

程よい重さが文鎮の代用として好まれております。

FullSizeRender.jpg
鎌倉彫龍硯箱←クリックで商品ページが開きます(古美術希)

鎌倉彫の硯箱の色彩は現物をご覧いただいた方が確実ですので、御希望の場合は御足労願います。
(色味は1枚目に近いです)

硯箱にも様々な大きさがございますが、文鎮(鐔)も収納出来る、程良い大きさのものが好まれます。

あとは、ここに水滴等の道具もお納め頂き、末長く御使用頂けましたら幸いです。

道具を一つ一つ丹念に選び抜き、お気に入りの書道具で作品を手がけて下さい。

暑中見舞いの時季という事で、書道具、御案内させて頂きました。

 

 

 

[おまけ]

 

だいぶ前になりますが、所有されていた硯箱が秋草紋様の蒔絵が施されたもので、硯は葉の紋様が彫られたものをお使いでした。

 

水滴は当店から紅葉型をお選び頂き、そして文鎮も、それまで使用していた所謂文鎮を省き、秋草紋様の透かし鐔をお選び頂いた御年配の常連様がおりました。

 

「こだわって探すと見つかるものですな・・・50年かかりましたけどね」と笑っておられました。

 

中でも秋草紋様の透かし鐔を気に入って頂き、毎年、年賀状は達筆なお便りと共に「今も使わせて頂いてますよ」と必ずメッセージが添えられておりました。

 

道具と人の繋がりは、考え深いものがございます。

 

香炉とお香

  • 2018.04.14 Saturday
  • 13:15

こんにちは。
お客様より「香炉とか花瓶が欲しいけど散らかっている我が家を片付けないと引き立たないと思いません?」と聞かれることが時々ございます。
お客様は謙遜から散らかっていると申しておられるのは充分に理解しておりますが、香炉や花瓶を置く場所のご提案としてご拝読願います。

先日入荷した蒔絵花台に香炉と香筒を添えました。
IMG_3716.JPG
お盆でも構いませんが、足付のものを使うことにより確率した空間ができます。

この場所だけは余計なものを置かずに綺麗に保とう!とする心理が働きます。

古美術品のように安くは無いものを購入された場合にそれらを軸に周囲までも綺麗にする意識が芽生えます。

折角、奮発して数百年もの間、姿形を残したものを所有されたのですから、定位置を決めて毎日ご使用になられると宜しいかと思います。器の場合は使って活かす方が器の良さ!が手と目から伝わり、口を直接つけるものの場合は口元の完食でも覚えます。

蒐集家の中には、あれこれと集め過ぎた結果、桐箱から数年間も出していないと仰る方もおります。

この場合は価格で購入された方が多いようにも感じます。

自腹を切って購入されると自ずと大事にしようとされるのが人の心であり「身銭」というところがポイントです。

贈り物の場合も又、好みとその物の価値がお分かりになる方の元へ納まりますと大事にされます・・・が、興味のない方にいくら素晴らしい美術品を差し上げた所で感動は生まれないので御注意下さい。

しかし価格が曖昧であることから祝い事で贈られる方も多く、この場合は他の方々が贈られるものとは異なり、又、同じものが無いものを探されて贈られる・・と云うのも長い歴史の中で『人と人』を繋いできたことも書き加えさせて頂きます。

そうして受け継がれて現存するものが古美術品であり、価値の分からない方が所有された所でその時代では美術品が陽の目を見ることはありません。

歴史上で名前も顔も知らない、勿論、既にこの世にはおられない先代方との好みの一致により受け継がれて『古美術』と云う枠に入ったものが店頭に陳列しております。

人と物の相性もございますので、まずは御自身の好みを追求されてみて下さい。

IMG_3717.JPG
撮影用に九谷の獅子香炉を添えましたが、現在、店頭では他の香炉を添えております。

御来店時にご覧下さい。

 

*九谷獅子香炉←クリックで商品ページが開きます(古美術希)

隣の蒔絵香筒は江戸期のもので見事な草花が描かれております。

花台の蒔絵は朱とグリーンを用いた多彩な蒔絵が施されており、文章にしますと派手に響くかな?と思われるかと思いますが実際の時代物の蒔絵は色艶が既に数百年と云う時を経て落ち着きのある光沢に仕上がっておりますので、現代のものとは異なる味わいがプラスされております。

 

*蒔絵香筒←クリックで商品ページが開きます(古美術希)


漆黒の花台もご用意ございます。

店頭で色々と組み合わせて好みの空間をお創り下さい。


 

割れ・欠け・ニュウが気になる

  • 2018.02.15 Thursday
  • 18:00

古美術・骨董品は無傷な状態である方が奇跡的であるのは日本の歴史を学ぶと解ります。

前々から割れてしまったから捨ててしまった等と仰る方が多く、金継ぎするまでもない・・・等の御意見も良く耳にしていたので、少しだけご提案させて頂きます。
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このようにニュウが入っている物やハマグリと称する割れた部分が欠落してしまった器を本来であれば修理に出して頂きたいと切に願うのですが、なかなかそこまでしたくない・・・と仰る方には捨てずに何か他のものとして代用して頂けたらと思います。

折角、この時代まで残っていたのですから・・・所有者が気に入らなくても他の方からすると「ほしいもの」である場合がございます。
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こちらの蕎麦猪口は絵柄も時代も申し分ない伊万里焼の時代物ですが、上の画像のようにニュウがございます。

食事用に使うにはご不安な方もおられますよね。

そこで先日入荷した檜(ひのき)ボールのご提案です。

FullSizeRender-5.jpg
このままインテリアとして飾られてもお部屋に優しく香りが残りますし、お風呂場の脱衣所に添えて置いて、その日の気分で檜風呂とし湯船に浮かせて頂けたらと思います。

ガラス瓶のまま飾られてもお洒落ですが、もし、ご自宅に欠けていて気になっている器がございましたら、修理に出して頂くか、次の代の方に修理は任せる!と仰る場合は、それまでの間はこのようにインテリアとして楽しまれてはいかがでしょうか?

 

*蕎麦猪口は1客のみで店頭価格¥5,400.税込です。

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盃洗や大鉢を用いて檜ボールを添えて頂きますと・・・

FullSizeRender-3.jpg
たくさん入りますので、香りも倍に楽しめます。

FullSizeRender-2.jpg
香りがなくなってきましたらヤスリ等で傷をつけて頂けますと香りが蘇ります。

 

*注意*こちらの盃洗は割れ欠けございません!無傷です♪

*平戸龍柄盃洗(クリックで商品ページが開きます/古美術 希 のぞみ)


そんな提案をしたく・・・古美術商の第二のサイトで檜ボールをご案内中です。

*檜ボール(クリックで商品ページが開きます/現代和雑貨 希 のぞむ)


ついにお風呂グッズまで手を出したか!と思われたかと思います。

遅くなりましたが、本来は割れた器の修理代を考えると・・・悩ましい・・・しかし捨てるのには・・・勿体無い・・・・しばらく考えます・・・

と、この悩まれる期間の活用法としてご提案させて頂きます。

FullSizeRender.jpg

*こちら10客揃、商品アップまだしておりません・・・店頭でご覧下さい。

絵柄次第で柔らかい雰囲気になります。

是非、年代物の器は捨てずに・・・再利用の方向でお願い申し上げます。

 

杯洗/盃洗(はいせん)ウィンドウに陳列

  • 2017.07.01 Saturday
  • 17:25

杯/盃(はい)を洗うと書いて杯洗/盃洗(はいせん)

 

「これは何ですか?」と、良く聞かれる足の高い形をした器。

開店当初から「さかずきを洗う器と書いて盃(杯)洗(はいせん)と言う器です」と一日一件は答えております。

現代では見かけないと思いますが、江戸期から明治にかけて酒を酌み交わす上で手にした盃を一旦この器で濯ぐという事が行われておりました。

盃洗には水を入れておきます。

そして盃を濯ぎ次の酒を盃に注ぎます。

 

明治後期から西洋の文化が日本国内に浸透するにつれて、同じような形状をしたものが西洋にはコンポートとして存在しており、その存在を知ってか、足の高い形状をしたものは大正期以降のものは滅多に遭遇しません。

 

コンポートとは西洋では果物や菓子を盛り付ける器として、やはり足の高い形状のものを使用しておりました。

むしろ、現代ではコンポートの方が認識されているかと思います。

 

盃洗の現代の使い方を記載させて頂きます。

 

日常で盃洗として使用するには一部の限られた方々のみかと思います。

では、その他の使い道はないのか?と疑問に思われて当然です。

盃洗のコレクターは実はとても多く、近年では海外の方も馴染みやすい事を理由に選ばれて行かれます。

 

上記に記載したように果物や菓子を盛り付けてコンポートとして使用される方が最も多く、それ以外には料理屋でも料理を盛り付ける器として活躍しております。

 

例えば、氷を砕いて盃洗に山のように入れます。

その上に刺身やカットしたフルーツを盛り付けます。

 

すると食卓の上に更に高さが出来るので豪華な雰囲気を味わえます。

 

コンポートの平らな物が欲しい方は盃洗の上に7寸皿を載せます。

すると平らな高さのある器になりますので、人が集うパーティー等で目線が集まります。

 

現代では器の使い方を本来の用途に基づくよりもアレンジして活用される方が賢明かと思います。

 

食生活も江戸時代と平成ではだいぶ変化しております。

平成を生きる我々ならではの使い方を考え日常に取り入れ更に各々の御家庭で家宝となるまで受け継がれて頂けますと古から現代まで受け継いでこられた方々の想いにも触れる事が出来るかと思います。

 

飾るだけでは正直つまらないと思います。

日常に取り入れ使いこなし財産として残して頂けましたら幸いです。

 

文章だけですと随分と豪華なイメージをされるかと思いますが、店主である私は粒状の菓子入れ(それってどんなお菓子?と疑問に思われた方はご来店時に暴露しますので聞いて下さい)として使っているので、そのまで気張って使用する事もないと思います^^;


結構あると頻繁に使うようになります。

 

古いものは初めての方こそ、恐々と扱って頂けますが、所有される事で段々と慣れてきますので、怖がらずに使って下さい。

 

割れたり欠けたりしたらTHE金継ぎ。

 

末長くご使用いただける隠れた人気商品を只今、店頭のウィンドウに全て陳列しました。

 

目を引き子がおりましたらお声がけ下さい(一部ホームページで紹介しております。ご覧下さい)

 

伊万里、平戸、九谷を陳列中です。

 

私が特に使用している所有の盃洗は九谷です。

 

染付コレクターが赤絵も一つ欲しい無〜と仰る場合は盃洗等はいかがでしょうか?

外側が染付で中が赤絵のものでしたら違和感なく食卓に並べられますよ。

 

*今回は画像無しで失礼しました。想像して下さい。

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