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実りの秋

本日は秋の食卓に添える器を御提案致します。

実りの秋と聞きますとフルーツを思い浮かべる方が多いかと思います。

そこで、普段着席されているテーブルの上にさりげなく添え、そこに四季折々のフルーツを入れて頂ける、謂わば『年中使えるインテリア感覚の器』として数点程、写真におさめました。


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和食器で大きめの鉢をご覧になられると「あら?どんぶり?」と聞かれる方が割と多いのですが、実は、大きめの鉢の形状をしたものは茶会で用いられる『菓子器』として作られたものが殆どです。

茶会では大きな鉢にお客様の人数分の和菓子を入れて器の上に箸を添えてお出しします。

お茶会に馴染みがない方にはイメージしにくいかと思いますが、抹茶の席を思い浮かべて下さい。

和菓子を入れて両手で器を持ち隣の方にご挨拶をして自分の懐紙に菓子を移します。

その時に、和菓子が取り出しやすい形状のものの方が招かれる側としては有り難く、扱いやすいというものです。

(取り分け用の箸が添えられていない場合もございますので臨機応変に対応して下さい)

ご自宅でいちいちやってられないわよ!と仰る方の場合は、今回の写真のように果物を添えてテーブルに配置される事をお薦め致します。

収集家の中には飾る方と使える器が好ましい仰る方の両方いらっしゃいます。

どちらでも構わないと考えておりますが、出来れば使って楽しみ後世に残して頂き、そして更に100年後の方々の手に渡り、その時の使い方をされる事が好ましいと考えております。



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テーブルに配置する場所までは指定致しません。

日常生活の中で頻繁に目につく場所に配置されれば、そこに季節毎の野菜や果物が添えられているだけでも日本の四季を味わえますし、日常的に使えて目にするかと思います。

それでは、何故、日常生活で使う事を薦めるのかと云う疑問にお答えさせて頂くとするならば、当店では毎日『見る』事により、目利きとなるとお伝え致しております。

古美術、骨董商に出向かれるたびに「わからない」とか「覚えられるものなの?」と仰る場合は、何か1つ、御自身の好みに合うものをご購入されて手元に置かれる事が1番御理解頂けるかと思います。

2枚目の写真は伊万里の染付と称されるもので、古美術、骨董商で必ずと申して良い程、目にされる確率が高いものです。

伊万里は磁器を学には必ず歴史的にも触れる回数は多く、伊万里を基準として日常使える器を探される方は多くおられます。

伊万里と申しましても価格がピンキリなのは何故か?と聞かれますが、伊万里は江戸時代に入ってから日本で数多く生産する磁器を代表するやきものです。

江戸のはじめに作られた初期伊万里と、江戸中期の古伊万里と幕末以降に作られた伊万里とでは呼び方も異なりますし、価格も簡単に申せば100年単位で異なるのが価格の幅がある理由です。

例外もございますが、基本的に古くなればなる程、高額となるのは100年単位で現存してきた事から価格が加算されるとお考え頂けましたら、わかりやすいかと思います。

写真のように時代物の伊万里を食卓に配置する事により、呉須の色味や肌の色(釉薬の色)などから目が馴染み、古美術、骨董商に出向かれた時も「あ、うちの物より色が薄い」とか「うちの物よりも白地がハッキリしてる」と、わかるようになります。

再度、申し上げますが番外編のような作りのものもございます。このような物に遭遇した場合は店主に質問された方が宜しいかと思います。
不安なまま購入されますと、その後も不安は残ります。
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こちらは上と同じですが、左側のラ・フランスを手前に倒しただけです。

美術系の学校に通われる方用に添えました。

構図のお勉強やデッサンを行う場合、モチーフの角度を変えるだけで画面の空気が異なります。

ほんの小さな変化ですが、上のものより、こちらの方が少しだけ空気が張り詰めたものから、和らいだ雰囲気になるかと思います。

華道でも少しの空間の変化により全体から受ける印象が異なってきます(人で申しますと髪型とかですかね)

そんな遊び心を追加した理由は、これが果物ではなく「花」の場合は、家主が生けたものに手を触れる事は避けるように記載させていただこうと思いましたので、追加してみました。

余談になりますが、近年、飾られている花を触る方が多く、これは全体のバランスを考えて生けた方へ大変失礼なことです。

ホテルのロビーや一般の方々が行き交う公共の場で手を触れるのはやめましょう。


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最後に、これは上のお話の流れで器としての用途よりも、それぞれを違和感なく配置する意味合いで撮影してみました。

例えば、盃洗の伊万里を竹籠に変更しますと、全体的に渋い印象になりますが、きっと目線が流れてしまいます(流れるとは印象に残らないと言う意味合いで記載)

少しだけインパクトのある印象を与えるには果物には存在しない色『青』を付け足す事により、より自然が生む色彩が際立ちます。

又、秋の果物と調和の取れる高麗青磁の徳利などは全体のバランスを調和させる効果もございます。

インテリアとして楽しむだけではなく使って頂けましたら嬉しく、更に、そこに個々人の持つ「センス」をプラスされると楽しくなります。


収集される方はそれぞれの収集哲学が個々人でございます。

それは、それぞれの経験と知識、好みやセンスから深みを持ち合わせ、第三者がどうこう口を出す範囲ではなくなってきます。

古美術、骨董の初心者の方にも、実は、わからないながらも好みはございます。

その好みを追求し、漠然とした好みの中から「あ!これだ」と感じた時が古美術初心者から脱します。

その時にお力添えするのが古美術、骨董商の役割でもあり、おそらく、ほとんどの店舗が売れたら良いとだけお考えになって商売はされておられないと思います。

古美術品、骨董品を所有する事へのイメージが近年の様々な情報から難しくも怪しい印象を持たれておられる方もいらっしゃいますが、それはそれで、収集されなければ良いだけのお話であり、あくまでも、古美術、骨董品がお好きな方とは別の次元のお話となります。


まずは、古美術、骨董品にご興味のある方はお近くの店舗を訪れる事からスタートされる事をお薦め致します。

お客様と店舗にも相性がございます。

信頼できて、尚且つ、同じような目線の元、対話が可能な店舗をお探し下さい。

古美術、骨董のデビューとして所有される物の代表格ですが、以前は蕎麦猪口や小皿と仰る方が多く感じられました。

しかし最近は小皿(特に豆皿)がほんの僅かですが値上がりの傾向にあるのが理由かは不明ですが、本日、御紹介させて頂いております、大きめの鉢や7〜8寸皿の方も増えました。
​勿論、店主が店頭で感じている事ですので全国的にはどうか?と聞かれたらわかりませんが、印象として御自身御一人用として所有されるよりも、御家族全員で使えるものを探される方が多くご来店されます。

小皿や蕎麦猪口は相変わらず海外の方々の気軽な土産品として人気ですが、海外の方々も上記に記載した初期伊万里〜古伊万里は学ばれておられるので、なかなか驚くようなものをお求めになります。

もし、これから古美術品を所有されて見たい!と仰る場合は、そんな事情も考慮した上で、今現在、何が求められているかをリサーチされるのも面白いと思います(これから店舗を構える方にもオススメポイントです)

それでは。


良いものが皆様の元に納まりますよう切に願います。


本日も海外からのお客様が多く、こちら鎌倉も観光シーズンを迎えます。

何かございましたら、メールにて承ります。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。


author:古美術 希, category:食と器, 13:54
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北海道の弁当を小皿へ
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Jさんの夕飯であったであろう弁当を横取りし・・・

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酢飯 鮭塩焼 いくら醤油漬 蟹フレーク 錦糸玉子
幕末期の伊万里赤絵皿
(ここは漆器の方が雰囲気は出ますが本日は磁器にて失礼)

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煮物 南瓜 ヤングコーン アスパラガス 蒟蒻 飾り人参
幕末期の九谷小皿

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鶏ザンギ チーズ風味フライ 赤パプリカ揚
幕末〜明治期の平戸小皿
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黒豆 大正期の九谷菊花紋猪口

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塩わらび餅小豆ソース
備前木の葉
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上の2点をそれぞれ添えて プラスポテトとベーコンのチーズ焼
江戸末期の伊万里染付小皿

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昆布と大豆煮 昭和の備前猪口

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それらを並べますと、このような雰囲気になります。 

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彩豊かな食材と器には漆黒盆が更に色彩を引き立ててくれます。 


しかーし!
「普段、こんなに皿を誰が洗うと思っているの!」と仰言る声が聞こえてきます。 
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そのような洗い物が大変!と思われた方には、こちらのような華やかな八寸皿がお薦めです。 

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大きな皿の中に猪口を添えて料理を盛り付けます。 

最後に「誰がこんなに作るの!?」と仰言る声も聞こえてきそうですが、元を辿ってみて下さい。 
お弁当を器に盛り付けた「だけ」です。 

お弁当はお弁当として召し上がることが何よりですが、色彩豊かな北海道の食材がた〜くさん詰め込まれていたので、器に盛り付けてみました。 

それとなく雰囲気は出たかな?程度に御拝読頂けましたら幸いです。 

器は全て店頭にて販売中です。 

是非、ご覧下さい。 
author:古美術 希, category:食と器, 16:33
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巨峰やマスカットの出し方

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店主の私も特に習った訳ではないのですが、過去、料理屋やお招き頂いた時に親切だな〜と感じて覚えている限りの中でご提案です。
調理すれば様々なアレンジはございますが、今回はそのままスマートに出す場合として使うものは包丁に限定したいと思います。

上の画像のように十の字に切り込みを入れます。
こちらは葡萄の頭部分と記載すればわかりやすいかと思います。
頭の部分に十の字の切り込みがありますと皮が剥きやすくなります。
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お客様に気遣いをさせないように、一粒ぐらいは花を咲かせるように予め十の字に切り込みを入れた部分の皮を剥がしておきますと、見た目も綺麗だと思います。

下の部分も平らにカットします。
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又、近年は皮ごと食べられる葡萄が人気です。
この場合は種なしの品種が多いので、そのまま出しても良いと思います。
葡萄のフサ部分(ヘタ)に包丁で平らに座りのようようにカットしますと皿にチョコンとのせられます。
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画像は薔薇の形をしたホワイトチョコレートをアクセントに使用してます。
少し配置を変えるだけでも雰囲気が変わります。

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一つのトレイに並べても素敵です。

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小さめのお猪口を添えて飲み物を注ぎます。
これで「色」が追加されるので見た目も美しく整います。
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少しの気遣いが緊張している席では有り難く感じますよね。
コレにお手拭きを添えて出したら良いかと思います。

(注意:店主は自宅でわざわざここまでしません)


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葡萄と相性の良い飲み物は紅茶やスパークリングワイン等、色々あります。
個人的にお薦めは炭酸飲料です。

予め炭酸水に葡萄を漬けておきますと、葡萄の実の内部に炭酸が行き渡り、粒を食べると炭酸葡萄に変身しております。
漬ける時間はお好みで。
葡萄に限らず凡ゆる果物に使えます。
フルーツ炭酸試してみて下さい。

今日は時間がないので、そのままご案内です。

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グラスに葡萄の実を入れます。
切り込みを入れても良いですし、今回は半分にカットしております。
この場合は皮ごと食べられる葡萄を入れると食べ方がスムーズです。

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炭酸水をそそぎます。

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このような状態にしてから、お出ししても良いと思います。

 

漆黒塗にガラスを直接のせてもクールな印象にはなりますが、アクセントとして平戸の小皿を添えました。

藍色が入ることにより爽やかで新鮮な雰囲気になります。

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完成です。

急なお客様の時に葡萄を出したいけど、フサのままドーン!と出しても失礼ではないのだろうか?と思う方が多いので、少し気取って?おもてなしをされる場合に数分要しますが包丁で切り込みを入れてお出ししてみて下さい。

気心知れた仲の場合はフサのままドーン!が嬉しいものですけどね。

お客様の手を極力汚さずにスムーズな対応が出来る方法として御提案致します。

店主は慣れ親しんだ飲食店に関しましてはフサのままドーンと出してもらう方が嬉しいタイプです。
しかし、なんとな〜く、ま〜だ、そこまで〜の「仲」でない相手や場所の場合は、この切り込みがある方が有り難く感じます。

あとはお手拭きでキュキュッと手をぬぐい「ごちそうさまでした」で終了。

今年の秋に役立つコラムとなりましたら嬉しいです。

 

author:古美術 希, category:食と器, 15:27
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秋たけなわの好季節=実りの秋
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食材の彩(いろどり)が豊かな季節となりました。
長年わざわざ通って頂いている群馬のお客様からの巨峰と柿の差し入れです。
巨峰の一部は長野県のお客様からも頂戴したものもございます。
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季節に合わせて漆器を用いて見ました。
柿の色と片口の色が、より秋を感じさせます。

夏の名残りのを演出する漆黒塗が茶懐石でも頻繁に使われる時季となります。
一般のご家庭でしたら画像のような塗りのお盆や器としても代用できる漆器を使うと食材の色彩が鮮やかになりますのでお薦めです。
少し霧吹き等で水滴を吹きかけ艶やかな演出も可能な漆器を御一つ所有されると様々な場面で多様できます。
豪華絢爛な蒔絵の器も素晴らしく料理の見栄えも一段と格をあげてくれます。
しかし、この時季には敢えて一色塗のものを用いることから、暑い陽射しが照りつける夏から少し肌寒く感じる風が吹き秋の訪れを感じつつ夏の名残りを楽しむ日本ならではの季節の演出として好まれて使われております。
又、銀杏の葉や紅葉、稲穂の蒔絵が品良く添えられた器を使い秋を演出するのも素敵です。

現代の御家庭では季節を限定されるものを好まない方も多くおられますが、桜や菊の蒔絵が同時に施されたものも多く存在します。
これらは限定された季節に限らず一年を通じて日本を代表するモチーフとして捉え、日々の生活でお使いになられることが可能です。
江戸の終わりから明治時代ぐらいになりますと、そのような四季を盛り込んだ漆器が作られているように感じます。
銘々皿にも四季折々の草花が施されたものもございます。

漆器に限らず、やきものにも存在します。
そのような年間を通じて使えるものを探されるのも面白いかとご提案致します。

少しお話が反れますが、桜を描いた絵画作品は年間を通じて飾られることもございます。
これは桜イコール日本と言う認識に基づいて、その絵画を飾る場合があり、割と近代社会はモチーフの意味を通じて季節除外視で飾るようにもなっております。
個人的には、このぐらい堂々と好きなものを飾る時代になっても良いと思います。
例えとして桜で申し上げますと、桜が御好きな方は季節を気にせずに桜の絵画を飾られて、もしも、他者から指摘を受けたとしても、桜は日本を代表する花ですからと言葉にしなくとも堂々としているべきだと思います。

茶懐石の場合は、なかなかそうも申しておられませんが、お道具を四季折々揃える楽しみが、段々と置き場所にお困りになられた場合は上記のように春と秋の草花が同時に描かれているものを探されると一石二鳥と相成ります。

探す作業が面倒でお嫌いな方は、専門の道具屋、古美術商にお声がけしておきますと入荷した時に調度良いものを薦めてくれます。
どれが、どのような席に適しているのか不明な場合や招く方により不安を感じる場合は専門の店に問い合わせるのも適切な判断かと思います。

長くなりました。
続きます。
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群馬の方よりモロヘイヤも頂戴しました。
茹でて粘り気が程よい所であげるとの事。
ハロウィンカップがあったので冷蔵庫に保存せずにしばらくモロヘイヤをこうしておきます。
こちらは、ほんの遊びです。

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茗荷(みょうが)も入っていたので、茗荷紋の御紹介です。
陣笠の茗荷紋に添えて撮影。

店を立ち上げた時に御近所の方が茗荷を差し入れしてくれた事を思い出します。
その方に、私は納豆や味噌汁に入れて食すことが好きだと告げると「違うわよ。これから花が咲くから生けるのよ」と言われ、剣山に茗荷を立てた思い出がございます。
それから間も無く、茗荷の先から白い花が咲き、来店される方々から「珍しいわね」と花器よりも茗荷に注目が集まり、一部のお客様の間で茗荷を生けることが流行りました。

実に生けやすい(剣山に刺しやすい)珍品です。
是非、お試し下さい。
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茗荷紋の説明はこちら
陣笠茗荷紋(じんがさみょうがもん)←クリックで商品ページが開きます(古美術希)


陣笠は塗物(漆)です。
鉄兜は戦用です。陣笠は大名行列の時などに使用します。よって、とても軽量に作られております。

実物は店頭でご覧下さい。
author:古美術 希, category:食と器, 13:55
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黒い丸
黒い丸の正体は「かりんとう」です。
お客様からの差し入れです。
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古唐津の皿に。。。
渋さ通り越して、もはや、、、造形要素漂うモニュメント?
昨日、そんな話をしていたので今朝は思考が現代美術目線です。
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横に添えたのはドイツ人陶芸家の作品。
ゲルト クナッパー作/ぐい呑み←クリックで商品ページが開きます(現代和雑貨希のぞむ)
この業界に限らず、一つの道を進んで行きますと、あっちも!こっちも!と結果的に遠い所にあった人や物が繋がるという事が、どの業種の方にも経験があるかと思います。
デザインにも枝分かれされたカテゴリーがあるのと同時に美術にも様々なジャンルが存在します。
その細く伸びた先々で出逢うのが、その道のプロとされる人であり作品として存在する物や人。
又、志を高く持つことにより、念願の人との出逢いが用意されているような経験もするかと思います。
偶然を必然にするのは、その瞬時の判断と己の身の丈に合う振る舞いが、その「場」で出来るか、そうでないかで、その出逢いの価値が凡そ定まります。

難しいお話をすると店頭に話だけを目的に来店する方が増えますので、この辺で。。。ディスカッションは他の場でお願いします。
当店は売買する場で、主に「売り場」です。
美術談義は個々人でお願いします(正直、疲れますし営業妨害と見傚しております)

なぜ、この画像から、このような話に到達したのか?と申しますと、かれこれ1年程前だったと記憶しております。
上でご紹介したクナッパーのぐい呑をみて、何度か面識のあるドイツ出身の方が「へ〜!彼の作品がついに古美術商に置いてあるよ」と言いました。
お国柄から申しますと、ドイツの方は商談が長い。。。そして細かい。。。真面目という言葉で全て包まれます。
過去にドイツの方々との交流は割とありましたので、こちらのお客さんとも普通に話をするようになり、ある日、突然の「クナッパーは僕の友達」発言。
そして次の言葉が「でも死んで何年経つだろう」

私にも同じ経験があり仕入れの依頼品の中から知り合いの彫刻や陶磁器が混ざっていると(あ〜、ついに、この人の作品まで扱うような時代になったのか〜)とシミジミする場面は多々ございます。
不思議なことに、フッと思い出すのは創作活動真っ只中の1番活気付いていた頃の作家の姿が記憶に蘇ります。
亡くなった方の亡くなる寸前がどうこう、、、ではなく、その方の最も生きた時期を記憶として残せているのは、自己満足に過ぎませんが供養と敬意に繋がるかな?と脳内が切り替わります。

クナッパーが注目された時代を知る年代は店主の私よりも数十年歳上の方が殆どかと思います。
当時の活躍ぶりを思い出して話をしている事が伝わる瞬間が、このドイツ出身の男性客との時間でした。
そして「思ったよりも少しだけ高く値踏みされてて友達として嬉しいよ」と。

死後は作家の口から語られる事は無く、作品そのものが本当の勝負の場に立たされます。
それらを評価するのが市場の目であり、コレクターの年齢層にも左右される事を肌に感じております。

一流とされる文化勲章受賞の方の作品のあり方について、今の段階でもっと評価を高めて頂きたいと思う時が最近増えております。

美術品の価値がわかる人の目を如何に育てて行くか?
そこが今後、最も課題とされるような気が致しております。

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さて、黒い丸の菓子の「核」部分。
気になりますよね。
こしあんです。

表面が固く、歯を立てる時にグッと力を入れます。
そして中の優しく甘い味をした餡子が口の中で調和する、、、こういう食べ物も作品ですよね。

作り手の試行錯誤を想像すると、ただ、目の前に置かれたものが出来上がるまでの経緯に有難さや驚きや時に感極まる感動さえも在るということに、、、多忙な日々の中で気が付いた数だけ幸せな顔つきになるかと思います。
顔の造形を作り出すのも己の内側からじゃないかと、先日、常連さんとお話して笑いました。
「人柄って顔にでるよね!」

ありとあらゆる所に造形作業が行われております。

難しそうな話をしながら日常は平坦に過ごしたいものです。

明日からの連休用に少しずつですが商品運び入れております。
お目当のものがございましたら、お声がけ下さいませ。
author:古美術 希, category:食と器, 13:53
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雑談しながら
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ある日の朝。
コーヒーを淹れていたら常連客の有難い御来店。

「パン食うか?」
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食う、食う。
コーヒー飲むか〜?

「もらう」
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この外側の紋様が良いんだよね。

「宝づくしってやつだね」

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写真用に葉っぱ添えて。。。

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ま〜、なんてことはな〜い話をダラダラ。。。

「コーヒー用に蕎麦猪口もらうよ」

毎度〜。


常連さんって有難いチューリップ
author:古美術 希, category:食と器, 13:38
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ゴディ○チョコレート
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ゴディ○さん、最近はこのようなものも発売されているのですね。

と、感想から始まりました。

チョコレートを和の器に?と思われるでしょう。

過去の記事でも割と紹介させて頂いた「茶色の食材」

地味になりがち、、、だけど、かなりの割合で茶色の食材は多くを占めております。

華やかな雰囲気にされたい場合はストレートに赤絵をお薦めします。

スマートでシンプルな印象が最近の流行りですが、なんちゃらバエと騒ぐ方々からすると、こっちの方が宜しいのではないでしょうか?

最近はインパクト勝負のお店も増えてますよね。

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有名なチョコレートも江戸時代の皿に添えると「高級感」の「高級」の部分に品格を添えることが可能かと思います。

プラスチック容器と陶磁器では質感、印象までも異なります。
そこに「時代」を加えると高級の意味合いが別格になりますので、皆様もお手元の器でお試し下さいませ。


 
author:古美術 希, category:食と器, 13:05
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エビチリ

中国人のお客様が増える中で日本人のお客様からも中華料理を盛り付ける器を探されておられる方が数名いらっしゃいましたので、神奈川県民らしい発想から中華街に行ったら必ず注文する料理の代表格「エビチリ」で御紹介致します。

エビチリは白磁と呼ばれる真っ白な肌に盛り付けられて出されることが多い印象を受けております。
その皿には敢えて絵付けはされておらず実にシンプルな器が多く、食材の色彩が際立つ印象です。

しかし今回は染付を用いて御紹介させて頂きます。

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江戸中期の伊万里蛸唐草紋様なます皿5枚揃

こちらの皿をご覧になる方から「良いもの置いてありますね〜」とお褒めの言葉を良く頂きます。
蛸唐草紋様は今現在も生産されており、日本国内でロングセラーとも言えます。

この蛸唐草紋様の中心に料理を盛り付けますと、中央にある食材の存在感が増します。

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例えば、このような具合になります。

なます皿ですと直径15cmぐらいのものが標準とお考え下さい。

大人数の場合は大鉢や大皿に大量に盛られてみて下さい。

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少し色合いが寂しく感じるようでしたら、青葉を添えられると活き活きとします。

色の効果は絶大で色彩により食欲の変化があるほどです。

次は用途が異なる器を御紹介致します。

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平戸龍紋様盃洗
←クリックで商品ページが開きます(古美術希)

江戸幕末期のもので呉須(青)が上の画像よりも華やいだ印象を受けるかと思います。
こちらの呉須が広く日本列島に知れ渡るのは1800年代頃とお考え下さい。
もちろん、それよりも前に作られたものにも番外編のような存在で今も現存するものはございます。
時代区分の難しい所ではございますが、なるべくオープンにされている情報を基準に当店では御紹介するよう務めております。

さて、こちらはフチが印象的な作りとなっておりますが、本来は料理を盛り付ける器ではなく、盃(さかずき)を洗うと書きまして「盃洗/はいせん」と称します。
この器に水を入れて、酒を飲んだ盃をこの器で濯ぎます。

盃洗は現代で云うコンポートのような形状が多く知られておりますが、このように高台がすぐ下にくる形状のものもございます。
通常の鉢と盃洗の見分け方は数多くの器をご覧になられるうちに段々とわかるようになります。
とにかくコツは「見る」ことで、その数の中から脳と勘で見分ける作業の繰り返しです。

古美術評論家気取りの方が多くおられますが理屈を並べても最終的にはパッと見た時に瞬時にわかるようになりますので、ここがこ〜だから○○だ!と云うような説明を要する間は、まだまだ見続けることを繰り返されることをお勧め致します。

店主である私も古美術に関しましては生涯勉強の姿勢でおります。
他者からの言葉に基づき鑑定されるよりも己の目を鍛える作業の繰り返しですね。

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話を戻しまして、エビチリを添えました。

江戸中期のものよりも雰囲気が異なるかと思います。

これは呉須の色、形状、肌の色が江戸中期から幕末にかけて異なるのも理由の一つです。

上記記載のように、こちらは伊万里ではなく平戸焼です。
平戸は伊万里よりも肌が白いところがポイントです。

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近くで見ても、その白さは完成された白に近く当時は主に大名に献上されていたとされております。

白地に藍色の呉須=イコール=伊万里/ではございません。
藍九谷もございますし、その他の土地でも生産されております。

この辺りを瞬時に○○焼と判別するのも数多く見ることに限ります。

言葉でお伝えするよりも、実際に所有して毎日使い、器の特徴、雰囲気を記憶することが目利きになる第一歩かと思います。

店頭で質問攻めをされるよりも本当に学びたいと思われる方はお近くの古美術、骨董商に出向かれて、そこにあるもの(現存する時代物)を見極め、所有され、個々人で学び続ける他に道はないかと思います。

学校?う〜ん?
美術系の学校を出ておりますが、当店には当時お世話になった先生方も御来店されて見ておられます。
学校で学ぶのは、ちょっと道が異なるかな?と私は思います。

鑑定に関しましては高い授業料を支払って学ぶと云うのは購入して学ぶと云う意味、これはスクールに通い授業料を支払い、、、云々よりも個々人で行った方が賢明かと思います。あくまでも当店の考えでございます。当店は学校ではございません^^商談、売買の場です。宜しくお願い致します。

 

もちろん、茶道や華道などの「道」とつくジャンルは適した先生に入門されない限りは始まりません。

こちらも当店から紹介は行っておりませんので、皆様の相性の良い先生をお探しになり邁進されることをお薦め申し上げます。

中華料理でも日本料理でも、様々な表現があります。

料理、調理そのものは学校がございますが、御家庭で楽しまれる程度で、いつもより、も〜少しだけ勉強したい場合はプロの料理人が手がける店にお邪魔して堪能されることもお薦め致します(こんな古美術商の簡単な料理ではなくてね^^;)

調理方法までは来店だけでは教わることは難しいですが、雰囲気や盛り付け、そこにある空間や目の前に出される料理からも感じられることは様々ございます。

 

話が長くなりました。
 

まずは『使える器』を基準に探されることをお薦め致します。

それには毎日の食卓に並べられるものが一番良いかと思います。

 

武具や掛け軸、絵画、彫刻などの他のジャンルは、また別の機会に書きたいと思います。

 

author:古美術 希, category:食と器, 12:41
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絵柄で楽しむ

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現在、店のウィンドウに古伊万里蛸唐草紋様長角皿をディスプレイしております(5枚揃)
それに伴い、問い合わせメールを多数頂いており、いつも御愛顧頂き有難い限りでございます。
しかし、価格だけを問い合わせたところで、その商品価格だけをお聞きになりますと決して即座には、お安くは感じられるものではございません。
ここも歴史と商品の状態をご覧頂けましたらご納得のいかれる価格だという旨をお伝えしたく、敢えてホームページには載せておりません。
このようなものは実物を店頭で直にご覧頂き、手に取って実感されてから御検討頂けますことが何より有り難く、数百年の間、守りぬかれた方々への敬意をお持ちでしたら是非、ご足労頂けますようお願い申し上げます。

ネット社会となり売買だけで事が完結する時代ではございますが、もう一歩踏み込んだ「見る」姿勢が互いに正しい商談の在り方となるかと存じ上げます。
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と、難しい話で本日も開店致しました。
価格とは別に問い合わせを頂くのが「何用の皿なの?」と、素朴な疑問ですが、こちらは江戸中期に作られた刺身皿と御解釈頂けましたら、その当時の食生活も思い浮かべる事ができるかと思います。

現代のような食生活とは異なり、食材の味をそのまま味わう時代に料理を盛り付ける為に作られた「皿」であり、器です。

現代では当店のように色々な使い方を自らアレンジし楽しまれる方も増え、写真のような使い方の提案もさせて頂いております。

きっと、江戸時代の方がコレをご覧になりましたら、現代の我々が異国の方々が本来とは異なる使い方をする場面に遭遇し、唖然とする瞬間(感覚)と相通じるものがあるのは承知の上で御提案致しております。

むしろ茶道を極める方々の一部からはお叱りを受けるかと思いますが、これも本来の用途は弁えた上での御提案だという言い訳を添えさせて頂きます。

江戸中期の角皿に江戸後期の微塵唐草紋様猪口(1客のみ)を使用しております。
この後に続く画像は幕末期のものとなります。

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こちらが江戸の終わり、幕末期に作られた伊万里です。
上の画像と同じものを添えました。

器の形状や柄が違うだけで全体的の雰囲気も異なるものとなります。

時代の見分け方は、この場合『呉須』の濃淡で御確認下さい。
その意味がよくわからない?と仰る方は一度、御来店頂くか古美術希のホームページの「やきもの」で御確認願います。

人ぞれぞれ色の感じ方や好みが異なるので、むやみな言葉を用いてお伝えする事は避けております。
はじめに真面目なものを見ることからスタートされる事をお薦め致します。
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さて、こちらの皿には金彩が施されております。
そこには日本を代表するモチーフ『鶴』と『亀』が描かれており、金に鶴亀というキーワードのみで日本人は「めでたい」と認識します。
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店頭にはルーペがございますので、細かな線をご覧になる時や、割れ、欠け、ニュウと称する年代を経て浮き上がってきたヒビのようなものを確かめる時にご使用下さい。

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今回、ご案内しております器はこちらです。

調度、店頭に鶴亀、松竹梅の紋様が絵付されたものがございましたので、それらをセットのように組み合わせて御紹介しております。

本来は全く別々の場所から出てきたものですが、時代と器の雰囲気が似ており偶然のものです。
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こちらが皿で9枚揃いの共箱有。
松竹梅と鶴亀がバランス良い構図で描かれております。

料理を盛り付ける時には松と竹が華やかに演出し、そこに朱色で可愛らしく添えられた梅がアクセントとなっております。
手前の亀はこちら側を正面とし、料理を食した後には優雅に舞う黄金の鶴が出現。

絵師の心意気を感じます。
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こちらは通常よりも少々小さめに作られた向付です。
こちらも鶴と亀が金で描かれております。
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その反対側には松竹梅を当時は珍しい発色とされたコバルトブルーで描かれており、アクセントとなる金の使い方にこなれたセンスを感じます。
*こちら完売です29年9月23日追記
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あえて書き込み過ぎない程よい構図が日本の美学といったところでしょうか。
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ルーペ御使用下さい。
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梅の花の「花」部分ではなく、よ〜くご覧下さい。
『蕾』部分が朱色で描かれております。

この場合、開花した花びらを朱色で描くと騒がしい程の「赤」の印象が皿の一点に集中し、アクセントではなく主役となってしまいます。
絵師は全体的なバランスを見て、蕾を朱色にし、それも全部の蕾を朱色にするのではなく、程よい加減「いいかげん」に描いております。
この力の抜けた感じが絶妙です。

と、このように絵柄を楽しむ方法もございます。

これ以上文章にしますと、それまでの物に過ぎない「物」に成り代わってしまいますので、この辺りで失礼致します。

*菓子の下が白いのは『懐紙』を敷いており、白く見えます。

本日は台風の影響で全国各地に雨の予報です。
これから御来店頂く場合は何卒、お気を付けて御来店願います。
 

author:古美術 希, category:食と器, 13:17
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伊万里とパン
ドーン。
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こんにちは。
サボり気味のコラムで申し訳ございません。

サボっているつもりはないのですが接客の合間に写真撮影をしているので、どうしてもコラムが後回しとなりまして申し訳ない限りです。

先ほど、書家の風間先生より差入れを頂戴しました。
それも、こんなに大量に。。。
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まだ、この他にも美味しいもの頂いてしまいました。
ありがとうございます。

さて、店頭で目に入った幕末期の染付皿に添えてみました。
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全体的に納まりが良く、清らかな印象になりました。
皿の中央に食材を添えるだけで絵になる皿は重宝します。
このように皿のフチに紋様が施されるようになったのは江戸中期頃から良く見受けられます。
それまでは皿をキャンパスとして捉えているような絵画的要素が多い絵皿が殆どかと思います。
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そして、よくよくご覧いただきますと、こちらは白地を活かした白抜きの技法で描かれた模様が然りげ無く染付の中でも高度な技が託されております。
ここにお気づきになられる方はコレクターとしても、なかなかの目利きではないでしょうか?

江戸期の食材を粋に演出した皿は、明治、大正、昭和と受け継がれ、それぞれの時代の食材を添えて楽しまれて来ました。

皿からしてみましたら、平成の食材が豊富である事に驚くかと思います。
しかし、皿にそのような想いは無く、ただただ繰り返される時代を所有者となった方の為に『器』としての役目を果たしているに過ぎません。
このように書くと、、、切ないですね。
しかし、所有された方が大事にされて来られたからこそ現存に至るわけであります。
そこを今一度、深くお考えになられると更に有り難さを感じられるかと思いますが、如何でしょうか?
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昭和の高度成長期以降、海外から様々な食材が日本国内に伝わり今に至ります。
100年前には日本人の殆どが見たことも食したこともないものが今では当たり前のように流通しております。
それらを100年以上前に作られた器に盛り付けますと、不思議なことに違和感なく器と食材として存在します。
古美術、骨董品を所有された方の殆どが、むしろ御洒落な雰囲気になったと驚かれ末長く御愛用されております。

古いものには今では発色の難しいとされる色合いや1客ずつ丁寧に作られたものの歪んだ形状として残り今に至るものなど様々な器がございます。

お気に入りが見つかると即御決断頂かない限り二度と出会えないようなものが殆どであるところも古美術収集家の醍醐味で、惜しくも逃してしまった場合は、またしばらく探し続けることになります。

本日はパンでご紹介しました。
身近にある好物を添える器をお探しでしたら是非、古いものにも目を向けて頂けますよう宜しくお願い致します。


 
author:古美術 希, category:食と器, 17:42
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