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春の炊き合わせ

桜満開の行楽日和が続き、過ごしやすい季節となりました。
器を新調されるお客様のご来店も増えております。

本日は旬の食材と申しましても、スーパーの惣菜品で使用見本を試します。
(料理が得意ではない方も器で色が変わりますのでお試し下さい)
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初めは少し贅沢に古伊万里の角皿を使用してみます。
こちらは残り4枚ございます。
バラ売り可能です。

中央の絵柄を埋めるようにランダムに添えるだけです。
食べ終わりましたら、鯉の滝登りが顔を覗かせます。

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*こちらは写真クリックで商品ページが開います。
なます皿にも様々な紋様がございます。
写真のように赤絵を用いる事により華やかな雰囲気になります。

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こちらも中央に高さを出すようにして盛り付けて行きます。
フチの紋様が料理を引き立ててくれます。


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*こちらは写真クリックで商品ページが開きます。
上記とは別に絵柄が皿全体の世界観となっているものを使用してみます。

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全体的な絵柄は見えませんが、外側に向かう枝が料理に添えられた飾りのような役割を果たします。
食べ終わると鳥の囀りが聞こえてきそうな爽やかな空間が見どころです。

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蓋物の人気が高まる中で、料理人や海外の方が
「開ける楽しみがあるからいいよね」と仰います。

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蓋を開けた時に料理に目が行くように、敢えて中は白の無地として作られているものは、とてもシンプルにまとまり食材の彩を工夫される事で無限に楽しめる器です。
中に紋様が描かれているものも多くございます。
それらは上記のなます皿のような料理を華やかせる工夫が凝らされており、とても便利で美しいので、おひとつ手元に所有してみて下さい。

懐石料理の席では御法度ですが、一般のご家庭の場合は蓋を小皿として使用されている方も多いので、蓋物を活かした使い方は皆様次第で広がります。

本日は全て根来盆に添えて撮影しました。
根来盆は大変人気の為、滅多に入荷しないので、お早めにご検討下さい。
足付で扱いやすい形状をしております。



春は花見用に、夏は硝子を添えて、秋は徳利と猪口を添えて月見の席に、冬は大鉢に煮物等を添えて下さい。

春夏秋冬、活かせるものを持たれますと何かと便利で生活が潤います。

わからないことは御来店時に店主にお声掛け下さい。
 

author:古美術 希, category:食と器, 11:47
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頭休めに…染付を使う
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昨日は染付の難し〜お話をしましたので、ちょっと休憩を挟みます。

そもそも難しいお話を店頭でお話する店ではございませんので、お気軽にいらして下さい。
時々、ウンチクをお話したい方がお見えになりますが、それは個々でご研究願います。

当店も情報提供はさせて頂きますが、研究の域に達するお話し合いは大学などで研究員とどうぞ!

さて、先日、書家の風間先生より差し入れを頂戴しましたので染付の記事の流れでアップ致します。

上の画像のように山積みにするのも人数が多い場合は良いと思います。

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使用している皿はこちら。
古伊万里鍋島紋様宝尽1700年代・江戸中期の皿です。
クリックで商品ページが開きます(古美術希のぞみ)


こちらは蔵出品の為、状態の良い無傷な物は数枚しかございませんでしたので、バラ売りをした所、無傷はこちらの1枚のみとなりました。

割れ・欠けがございましても時代鑑定の参考品として所有される方もおりますので、傷有の物でも構わないと仰る場合は、ご来店頂くか、お問い合わせ下さい。

全部で20枚の内、6枚完売=現状で残り13枚です。

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チョコレートのパンを参考にご紹介致します。

取分け用に使用している微塵花唐草小皿は3枚セットで店頭販売致しております。

珈琲を注いだ向付は
*伊万里染付印判手向付5客セット←クリックで商品ページが開きます。

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1700年代の江戸中期から幕末を経て、明治期の印判と、それぞれの時代の特徴がございます。

時代を揃えて集める場合と、このように「染付」だけを集めて様々な時代と組み合わせる方も最近は増えて参りました。

時代が古くなる分、貴重価値がございますので価格もそれなりとなります。

食卓の中心にお好きな時代の物を配置して、その脇役の器は少し時代を近代に近いものにされたり、又、その逆に中央に現代の物を配置して取り皿は時代物をセッティングされるのも素敵です。

楽しんで使い、そして、次の所有者に繋げる器として確立している古美術・骨董品。

良いものを良いタイミングで所有して下さい。
author:古美術 希, category:食と器, 13:34
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向付に珈琲

京都から珈琲が届きました。

 

「向付でお茶や珈琲を召し上がる事も可能です」

 

と、店頭でお話をさせて頂いておりますので、本日は向付に珈琲をそそいでみました。

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本日、御紹介させて頂く向付はこちらの3点です。

 

江戸の幕末期から明治期にかけて作られたものは海外に輸出も盛んに行われていた時代だった為、割と厚作りのものが多く存在します。

 

その中でも、日本国内向けに生産された器で、日常気軽に使える器と抜粋し御紹介します。
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器は使ってこそ良さがわかると言われております。

 

それは見た目は勿論ですが、手に取った時の感触や口を付けた時の口当たり、そして食卓に並ぶ食器として手造りならではの素朴な味わいを毎日使う度に実感する事から言われております。

 

食器は店頭でお選びになられる場合は見た目や形状でお選びになられるかと思いますが、古美術・骨董品の場合は、更に時代背景や購入時の価格変動等も考慮して御検討頂いております。

 

基本、古美術・骨董品とは100年以上前に作られたもので、奇跡的に現状のまま現在にまで受け継がれて来た貴重なものを称するのですが、そこには歴史を乗り越えた運の良さも加えて、本物こそ、大事にされて受け継がれるものと当店では御紹介致しております。

 

これは、古美術・骨董品に限らず、本物とされるものは大事にされ、人間も同じかと思います。

その価値を見い出せる人の目と感性や感覚が最も重要視して頂きたく、漠然と「良いわね〜」と感じる訳を紐解くには・・・

 

 

人の場合は接する事により相手を見ますよね。

古美術・骨董品の場合は、日々、日常生活の中で使用する。

 

本来の在り方を時代毎に所有者になられた方により発揮され、改めて『良いね〜』となり、また、受け継がれて行かれるべきものでございます(前書き長くて申し訳ございません^^;)

 

 

以下、画像クリックで、それぞれの商品ページが開きます。

クリックしますと、古美術 希 のぞみホームページが開きます。

*今回は全て5客揃の向付を御案内しております。

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まずは、明治期の頃に作られた印判手向付。

こちらは伊万里染付となります。

印判は海外に輸出入が盛んに行われる時代に(主にヨーロッパ)急激に生産数を伸ばします。

その理由は、それまで1つ1つ手描きで絵付を施していたのとは工程が異なり、1つずつ版により絵付を施す技術が発達した為、器を作る工程の中で時間を要する絵付の作業を省略したことから生産数が増え、たちまち日本全土に広がり、同時に海外へ輸出が盛んになり経済を支えます。

こちらは当時、国内向けに造られた印判手の向付です。

松竹梅をモチーフにモダンな絵柄が特徴で内側の見込みにも松竹梅がございます。そして唐子が覗き窓から微笑んでおります。

骨董品を初めて御購入の場合は、手描きと印判の違いがわからない方も多く、お一つ印判手を所有されておくのも手描きと印判を見分ける方法として役に立ちます。

こちらの時代は完全に呉須(藍色の顔料)がコバルトブルーであるのが特徴です。

国内向けに生産されたものですので、この時代の物としては珍しく割と薄造りで口当たりも良く、飲み物を召し上がる際にも使い心地が良い形状をしております。

藍染のコースター等と組み合わせて日常に取り入れてみて下さい。

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続きまして、江戸時代の幕末期から明治期にかけて造られた伊万里染付向付です。

ぽってりとしたフォルムが可愛らしく、余白を活かした絵付が洒落てます。

必要最低限のシンプルな絵付から、絵師の手慣れた筆使いが見て取れます。

江戸時代の後半になりますと呉須の色味がご覧のような発色になり(コバルトブルー)この時代に輸入していた顔料の違いからとされております。

それまで渋く発色する呉須に釉(うわぐすり)も青みを帯びていたものが主だった時代に、鮮やかなブルーに白い肌の磁器の登場に当時の方も驚かれた事でしょう。

新しい技術を取り入れ、良り白く、青く・・・と目指した時代のものには作る側の研究熱心な想いや日々上達を心がける技術の鍛錬の賜物とも言えます。

こちらは、その時代が移り変わる中でも、余白を上手に残して一筆で白い空間に線を描くそれまでの技法と美意識を受け継いだ時代の狭間にあり、更に、最新とされる技術と感性を取り入れた器とも言えます。

見ているだけで穏やかな気持ちにさせてくれる器を日常生活へ取り入れる事により動作(所作)も自ずとゆっくりとなります。

一つの動作に意識を注ぎますと、時間の貴重さにも気がつかれるかと思います。

 

どうせ割ってしまうから・・・と仰る方がおられますが、割れましたら金継を施す事も含め、器(物)と向き合い、大事にする心が芽生えます。

割れたら無価値とかゴミに出すとか勿体無いとお考えの場合は、既に他のものを現代社会では破棄している事にお気付き頂けましたら、古美術・骨董品の在り方と所有する意味の外側は捉えられるかと思います。

 

難しい表現をしておりますが、どの道、欠けても、割れても陶片になったとしても、欲しい方がいる!とお伝え申し上げます。

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最後に、こちらは上の染付とほぼ同時期に造られた伊万里赤絵向付です。

赤絵とは、このように多彩な色彩を用いて造られたものを称します。

色絵とも場合により錦絵とも称します。

伊万里焼に代表する色と言えば、赤(朱)と青(藍)であると皆様想像されます。

そこに更に緑色や黄色、紫色が加わりまして、この流れで九谷焼が出来たとされておりますが、九谷の初期の頃は未だに研究段階である為、各店舗で断言できる説明はされていないと思います。

現在も研究は続けられており発表される研究結果によって歴史のストーリーが変わるのと同じように、古美術品の歴史や考え方も変わる事は予め御了承願います。

 

伊万里赤絵の良さは食卓に華やかさを持たせ、旬の食材を活かした料理を視覚からも味わうきっかけをもたらす事かと思います。

きっかけとは、伊万里の赤に目が行きやすい事から食事をする際に必要な食欲を増殖させる効果があるとされる色が加わる事から料理の味をより一層美味しいと捉える効果もございます。

 

(視覚による味覚)

 

実際に、全て染付で揃えた食卓よりも色鮮やかな食卓の方が満足度は得られます。

色彩は使い方次第で日々の生活に様々な影響をもたらすのはご存知の方も多いかと思います。

 

(世界が全てグレー(灰色)だったとしたら・・・等の色彩学に基づき以下続きます)

 

時代を江戸時代の食事風景としますと、この時代に調理されたものは日本食の基本となる材料から茶(色)系統の割合が多かったかのではないかと想像出来ます。

茶色の料理に対して差し色となる伊万里の赤(朱色)は、当時の方々には画期的だったと想像できます。

 

(食事に対する嬉しさや楽しさ、喜びを更に深めたのも器の変化と共にあると考えます)

 

 

今回は、珈琲という茶色の代表格のような飲み物で御案内させて頂きました。

ご覧いただいて、それぞれの印象が異なる事にお気付きになられた方は、きっと、外食時にも器も拝見されておられる方かと思います。

 

茶懐石ともなりますと、その時季により用いられる器の役目がそれぞれございますが、一般の御家庭でしたら使う頻度から器をお選び頂き、更に色柄をチェックして頂きたく本日は3つの向付を御案内致しました。

 

(向付は結構使い回しがきく器です)

 

長くなりましたが、お気に入りを探しに是非いらしてくださいませ。

 

*ホームページに掲載していない商品多数ご用意ございます。御了承願います。

author:古美術 希, category:食と器, 14:34
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パンケーキ?ホットケーキ?を九谷へ

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九谷6寸皿(最近、九谷をアップしていなかったので・・・)こちら5枚組です。
お盆は光がさしているのではなく、漆を何層にも塗り重ねて磨いてできる紋様で明治期頃5枚組。
右上は萩焼猪口現代(残り5客/バラ売りしてます)

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そこにホットケーキ?パンケーキ?呼び方が・・・年齢層バラバラな為、都合良い方で御解釈下さい。

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ひな祭りを控えた時季なので華やかな公家の一幕。
もちろん手描きです。

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雅な世界に何を添えるか・・・
割と幅広い食材を受け止めてくれます。

全てホームページにアップが間に合っていない商品の為、御来店時にご覧下さい。

author:古美術 希, category:食と器, 13:54
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良く交わされるあの言葉2
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「良く交わされるあの言葉1」から続きます。

『向付ってどうやって使うの?』

と、良く聞かれますが基本、料理を添える器で懐石料理ではお馴染みの器です。

ご家庭で御使用になられる場合は、料理だけでなくお茶やコーヒー等の飲み物に使用しても宜しいかと思います。

小鉢感覚で御使用下さい。とお伝えする方がお客様にも伝わりやすいようで惣菜などを添える器としてお使いいただく事をお薦めしております。

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画像はほうれん草と豆腐、人参、胡麻を和えたもので醤油を少量加えるだけで完成しますのでお試し下さい。

しかし、今年は葉物野菜の高騰が凄いですね・・・。

そうは申しても野菜摂取を怠ると健康管理が・・・悩みますね。

食事中に必ず野菜を食べようと思うだけでなく向付がお手元にございましたら、日々の決め事として野菜専用の器として御使用下さい。

(余談ですが店主はヨーグルトを毎日食べようと決めたその日から蓋物の赤絵をヨーグルト用として確保し続けております・・・決めてしまうと日課になるので意外と続きますよ。しかも器が良いとなると使いたくなる心理が働きます)

上の画像の商品アップは、まだ間に合っておりません。
5客揃いで店頭販売しておりますので、ご来店時にご覧下さい。

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*伊万里赤絵向付(画像クリックで商品ページが開きます/古美術 希 のぞみ)


こちらは江戸の幕末期に作られた向付です。
上の向付と共に、絵柄、色彩が豊かな作風で伊万里を代表する朱色と藍色のコントラストが目をひきます。


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向付の絵付の多くは器の側面に対して4分割に絵柄が施されているものが多いので、ご覧になられる角度によって異なる表情が見受けられます。

こちらの向付は朱色が全面に施されて明るい雰囲気と、少し角度を変えると紺の背景に白い覗き窓という平安時代から伝わる構図に小鳥が飛ぶ日本の何気ない風景が描かれております。

昔の絵柄は自然をモチーフにしておりますので、温かみのある作風が特徴です。

これが長年、時代を経ても、その時代ごとに癒しとなり人々に好まれる特徴ではないかとも考えております。

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毎日、これを食べよう!と健康に目覚めた方には向付をまずはお薦め致します。

茶懐石となりますと、使い方や時季も配慮しますが、個人のご家庭でしたら朝はフルーツ、昼はコーヒー、夜は惣菜用として使いまわして頂けましたら・・と思います。

蕎麦猪口との違いは、蕎麦猪口のほうが一回り小さくなります。

勿論、蕎麦猪口を向付として御使用になられても構いませんので、小鉢感覚で使える器を是非、ご検討下さい。




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色柄を揃えて集めるのも全体的にまとまりが出るので、色々と組み合わせるのが苦手な方には揃いものをご覧頂いております。

向付・猪口・小皿・蓋物・7寸皿等、全て揃いものは蔵出し時に極稀に出てきます。
この一色揃い組というのは昔は冠婚葬祭は各ご家庭で行っていた為、10客ずつ全て同じ絵柄の揃い組が現存します。

現代では、これら全てまとめてご購入とされるご家庭は極わずかとなりましたので、一色揃い組は、それぞれの用途に合わせてバラしての販売となっております。

その中で5客、10客と揃っているものは、なるべく揃いで所有されるようお願い申し上げます。

平成の後期となった現在まで揃いで現存していた奇跡に敬意を・・という意味も込めまして。

長くなりました。

食から健康をお考えの方は店主にお声がけ下さい。
こっそりお薦めのプロの料理屋をお薦めさせて頂きます。

(当店とお取引のある飲食店は予約が取れない店舗が多い為、お薦めしてもご予約が3ヶ月以上先となる場合がございます。ご了承願います)

 
author:古美術 希, category:食と器, 12:33
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良く交わされるあの言葉1

店頭で主婦の方が器をお選びになられている時に

『沢庵(たくわん)だけでも御馳走になるわね♪』

と仰っていただける場面が多々ございます。

器が素晴らしいことを指す最高の褒め言葉として交わされる言葉です。

葉山の料理屋特製沢庵を頂戴しましたので実行します。

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今年はじめにお配りさせて頂いた「めで鯛」まな板シートに沢庵。
お陰様でまな板シートは配布完了&完売となりました。
企業や施設の方でノベルティとして御発注の場合は追加販売承ります。

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*伊万里赤絵膾皿(画像クリックで商品ページが開きます/古美術 希 のぞみ)


御家庭用をイメージしておりますので、そのまま1本ドーンと添えました^^;
お上品に添える場合は少量が適しております。
自宅用をイメージしてますのでプロの料理人さん、ご指摘しないで下さい^^;笑

伊万里の朱色・藍色が食材の黄色を際立たせます。
温かみがあり和んだ雰囲気になるのが赤絵の特徴です。
ご家族と和気藹々とした食事を囲む場合にホッとする色使いがお薦めポイントです。

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*古伊万里染付蛸唐草紋様くらわんか(画像クリックで商品ページが開きます/古美術 希 のぞみ)


これぞ日本の食卓をイメージする染付(藍色一色)の器は江戸初期から中期(1600-1700年代)にかけての呉須の色味が淡く渋い色彩の為、素朴な雰囲気を味わえます。
幕末期(1800年代)頃からコバルトブルーの呉須を用いる器が生産されており、こちらの方が現代の器と合わせやすと言う方も多く、理由は現代の食器も、このコバルトブルーを用いた時代の流れにそって今でも生産されているので、合わせやすいと仰る方が多く、実際に違和感なくご自宅の食卓に溶け込むのは江戸の後期から幕末、明治頃のものかと思います。

しかし、古美術・骨董の目利きともなりますと、上の画像のような色彩を好むようになり、現存数も少ないことから初期伊万里、古伊万里を一度は所有して使いたいと仰るようになるのが収集家の一連の流れとも言えます。

こちらの染付の価格が他のものと比べると高いイメージをもたれると思われますが、実際に染付の中でも蛸唐草紋様の上手ともなりますと、それなりの価格設定をされる店舗がほとんどかと思います。

同じようなもので、もう少し安かったと仰る方もいるかと思います。

こちらは裏に角福と称される上手物の証とも云える印が入っており1700年代頃に実際にこちらの器を使えた方は大名家など限られた身分の家系だけだったことも理由にあげられます。

その当時、他の人はどのような食器を使っていたのか?と良く質問されますが、木をくり抜いた無垢のお椀で食事をしておりました。

磁器が広く一般にも伝わるには画像のものから凡そ100年後とイメージして下さい。
その100年後も実際に使えた方の比率は少なかったと思います。

そして、付け加えますと、蛸唐草紋様は現代の陶工の間でも生産されており、こちらは古美術業界では写しと評価を下しますので、現代の価格での取引となるのでお求めやすくなります。

同じ絵柄でも時代で価格設定を行っておりますので、古美術商の店頭には同じ絵柄でも高額品とお求めやすい価格帯が生じます。

そこをご理解頂けましたら幸いです。

ちなみに『青』が食欲を抑える効果があるとされておりますのでダイエット中の方は染付一色で食事をされるのも有りかな?と思います。効果は・・・盛り付ける分量でしょうね^^;

人間の視覚効果で大きな器の方が食事をした時の満足度が上がるともされております。

大きな皿(7−8寸)の染付などがお薦めですね。

長くなりましたので「良く交わされるあの言葉2」に続きます。

author:古美術 希, category:食と器, 12:05
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自宅でバレンタイン
今年もあっという間に2月になりました。
そして、本日は節分!
恵方巻きが定着してきた日本でバレンタインも独特の文化になっておりますが・・・手元にチョコレートがありましたので記事はバレンタインとさせて頂きます。

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さて、用意したのは江戸中期の古伊万里染付蛸唐草紋様角長皿。
実に渋い色合いと細かな絵付けが魅力的な長皿は当時は刺身皿として使用されていたものです。
そこに昭和の萩焼の丸い猪口を2つと小さいお子様が手に持ちやすいスプーン2つ。

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スプーンにチョコレートを添えて、萩焼の猪口には「みかん」のジャム。
この「みかんジャム」は研師田村さんの手作りです^^;
もう少しジャムの色味を引き立たせたい場合はこちら・・・
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時代を100年後にチェンジ!
コバルトブルーの美しさが西洋文化到来を感じる江戸の幕末期頃の伊万里染付蛸唐草紋様角長皿。
そこに同じくスプーン2つと、ジャムの色を引き立たせるガラスの容器を添えました。

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上の写真と全く同じチョコレートとジャムを添えます。
伊万里染付と申しましても、100年単位で見ていくと、呉須の色彩が異なります。
呉須の色彩だけで印象が変わることにお気付き頂けましたら幸いです。
幕末期頃から明治にかけてのコバルトブルーは現代の磁器に通じる雰囲気が見受けられます。
と、云うことは・・・現在、お手持ちの食器と合わせやすいのもが多い為、日常使いとしては、この頃の磁器を当店ではお勧め致しております。

更に船で輸出も盛んに行われていた時代のものは厚みがございますので、割れにくい作りが多く感じます。

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赤絵と称する色鮮やかな磁器も雅な印象になりますので、寒い今時期は、このように色絵を御使用になられると食卓が明るく華やぎます。
こちらは幕末の伊万里赤絵小皿に同じものを添えております。

器で印象が変わるので、以下もお楽しみ下さい。

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ちなみに、このまま漆黒のお盆に添えてもオシャレです。


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豆皿を用いることにより、小さくて可愛らしい雰囲気にも表情を変えます。
器の大きさにも気を配りますと、添える食材も贅沢な印象に変化しますので、色柄、大きさ、形状など色々なバリエーションを揃えておきますと便利です。

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少し遊びます。
手前は豆皿に添えて・・・
奥は少し高さを出しました。

豆皿に限らず、小皿やなます皿、5寸、7寸、8寸皿でも同じことができます。

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その方法は、皿の高台(裏側の足部分)に合わせて台の代わりとなる器を伏せて置きます。
その上に添えるだけで小さなコンフォート型に変身します。

10年程前の記事でも同じようなことを書いた記憶がございますが、結構、このバレンタインシーズンは使える技ですので、今一度、ご紹介致します。

小さなお子様には不向きですが、ご家族で楽しまれる分には、わざわざコンフォート型を購入せずとも、代用品で器の高さは表現できますので、是非、お試し下さい。

手の込んだことはしたくない方に、少し見栄えのする方法としてご提案です。

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さて、そんな記事を書いておりましたら、某マスターより差し入れでチョコレートを頂きました。
初めは安いチョコでご紹介しましたが^^;ここから、いきなり高級チョコに変わります^^;

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7寸皿にスプーンを人数分用意します。
この場合、7寸皿も赤絵や土物にされても雰囲気が変わりますので、表現したい色彩や形状、皆様の好みでお選び下さい。

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スプーンにチョコレートを添えます。
お客様に差し出す場合は包み紙は剥がしておいた方が親切ですね。

フレンチ等で料理がスプーンに少量添えてある感覚でチョコレートを置くだけですので、実に簡単。
そして手を汚したくない席では有難い演出です。

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漆器に添えると和の雰囲気が一層格式高く感じます。
銘々皿と称するもので、茶席で和菓子を添える皿ですが、洋菓子も絶妙に似合います。


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この場合はスプーンを外してもオブジェのようなアート作品に見えます。

漆器に懐紙を添えるのも良し。
そのまま添えてチョコレートの色や形を楽しまれるのも有り。

器の選び方次第で見栄えも異なります。
器の使い方、盛り付けには様々な決まり事はございますが、個々のセンスと好みで楽しまれるとよろしいかと思います。

ご自宅で少し贅沢な気分を味わえる方法としてご紹介致しました。

*写真に使われている一部の商品は店頭販売のみとなっております。当店運営サイトでご紹介中の商品も含まれておりますので、よろしければ古美術希、現代和雑貨希それぞれのサイトをご覧下さい。

バレンタイン用の贈り物をお探しの方は店主にお声がけ下さい。

で、本日は『節分』です。

失礼致しました。
 
author:古美術 希, category:食と器, 17:34
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干し柿
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全国干し柿食べ比べという有難い環境にある店主でございます。
栃木県、茨城県、長野県、富山県・・・甲乙付け難い・・・。

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お茶の先生方によりますと切ってお出しする方が良いと言われますが・・・
そのままの方が良いんでは?と個人的に思うので当方はこのまま・・・
お皿にこだわれば宜しいかと・・・こちらは李朝小皿に茨城産の干し柿です。

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煎茶用ではございませんが、備前のぐい呑に茶托を添えて。

渋さ際立つ演出富士山

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栃木県の干し柿は毎年手作り。
Iさん、ご家族の皆様、こちらのコラムの存在を御存知かわかりませんが、いつもありがとうございます。


寒い・・・寒い・・・と言っていられません。

今年も実り多き年となりますように♪


 
author:古美術 希, category:食と器, 14:40
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今年も大漁
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今年も熱海より〜

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干物

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大漁也


漁師の皆様、極寒の冬
くれぐれも御自愛願います。


ありがとうございます。


*明治九谷の大皿



店頭にて販売中(お皿)魚は売ってません猫魚
author:古美術 希, category:食と器, 13:54
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正月準備
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正月の点心
器のご用意は整いましたでしょうか?
御来店頂けましたら正月に合わせて朱塗りの器をお薦めさせて頂きます。

現在、お取り置きの御依頼を承っております。
商品発送は26日13時で締め切らせて頂きます。

それ以降の発送は銀行振込確認不可能な為、又、配送時の破損事故等のトラブルが発生した場合、対応不可の為、お断り申し上げます。

北鎌倉周辺、本日〜明日仕事納めの店舗が多く、正月は元旦より営業されるとの御報告兼ねて年末の御挨拶にわざわざ訪れて頂いております。

当店は今年は30日午後3時までの営業とさせて頂き、31日から年明け5日まで休業となります。

仕事始めは年明け6日となります。

それ以降のお届けでも構わない場合は6日以降御発送致します。

お電話は29日午後6時を持ちまして回線を切り替えますので繋がりません。

何卒、お早めのご準備、宜しくお願い申し上げます。


*初釜のお道具のお届けも上記同様となります。

*6日仕事始めは一時的に新年のご挨拶まわりをさせて頂いております。確実な御来店の場合は御来店予約を頂けましたら幸いです。
 
author:古美術 希, category:食と器, 16:55
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