日本現代美術工芸 善 ZEN
- 2016.08.05 Friday
- 13:28
連日、ホームページのアイコンがコロコロ変わるぞ?とチェックされている方は「何?」と思われた事でしょう。
すみません…。。。
「仮」の状態ではございますが、前々から気になっていた箇所を改善させて頂こうと日々思考しております。
仮の状態ですが、ほぼ、決定。。。です。
日本現代美術工芸 善 ぜん
*『善い』ものに限らず、善い人の作品が世に出る時代であってほしいとの「のぞみ」から命名
(善い人の定義とは、当店にとって善い人ではございません。世の中にとっての善い人。必要な人。そして善い作品。必要な作品)
こちらで、現在活躍中の工芸家や書家、美術家を御紹介させて頂こうと考えております。
現代和雑貨 希 のぞむ ←こちらで御案内するには「雑貨」という単語に妙なズレを感じておりましたので、改めて1つカテゴリーを追加と云うような解釈で宜しくお願い致します。
美術や音楽に限らず、様々な分野で御活躍の方は、その先々にある枝分かれしたカテゴリーをどのように区分されるか悩む方もおられます。
店主である私も、デザイン(当時はアナログ)から絵画専攻科を経て、業界がデジタル化していく中で、パフォーマンスや造形の在り方も現代美術と称された時代を経ており、又、時代毎にデジタルを1から学び直し、追加で出て来る分野にも目を向けて参りました。
結果、落ち着いた所が「古美術」という最もアナログな分野だった訳ですが…^^;
現在も周囲には現代アートの道を進まれておられる方もおり、又、岐路が分かれる中で工芸へ進まれた方もおります。
勿論、商業デザインや映像に携わった方もおり、実に選択幅の多い時代を経て参りました。
そこで、まずは現代和雑貨 希 のぞむを立ち上げるに辺り、様々な意見も受け入れつつ、時に拒否もしつつ邁進して参りました。
取り扱う商品、作品群を見ていると、美術業界に属してない方からすると「は?なんで分けるの?」と思われた事でしょう。
こちらを明確に分けて扱うには言葉の解釈の御説明も生じます。
職人と工芸家は異なると解釈する中でも、実際には工芸家も職人であり、又、その逆も有り。
美術工芸との言い回しも随分と悩みましたが、工芸美術は存在します。
当店で扱っている作品は美術工芸家による力作も含まれます。
それらの作品を現代和雑貨で御案内するにあたり、作る側とお客様に、かなりの引け目を感じておりました。
非常に失礼にあたるとも常々考えており、しかし、古美術 希 のぞみのホームページで扱うには時代が基本となる価格設定を用いているので、これは、どうしたものだろうと考えておりました。
最近美術業界の方々、ディーラーも含め、色々なお話を伺います。
日本が国として求めている美術作品とは今、私たちが文化と認定していないところにあるのも現実です。
そこも踏まえて進行するには…と考えれば考える程、ホームページ上に上げる言葉にも慎重にならざる終えない状態でした。
この辺りの温度差は、おそらく美術に携わっておられない方からすると一纏めにされても解らないお話かと思います。
それでも構わないのですが。。。
当店を訪れてくれる若い美術家志望の方々と接していると考え込む事がございます。
そこで
少しでも、お力添え出来れば…と考えました。
本当に微弱なお力添えですよ。
何も出来ないかもしれませんよ。
だけども、これからの方々に何か腰かけられるような取っ掛かりが有るのと無いのでは、先々、違ってくるような気が致しておりました。
そこで、そろそろ立ち上げておこうかと考え、連日、研ぎの教室志望の方々にも、際どい説明を行う中で(弟子入りと弟子では無い事の違い)腰掛け程度にしかならないかもしれないけれど、1つアイコンを増やしておこう。と考えました。
どのような存在、在り方になるか可能性は未知ではございますが、なるべく大きな捉え方の出来る「枠」のような感覚で御覧頂けましたら幸いです。
まだ、ホームページ上での御案内ですので、実際にはショップカードも今の段階では存在しておりません。
一応、考え方として、新たに店舗を構えるような愚かな事は致しません。
今、現状、存在する古美術希のぞみ店舗内にヒッソリとある現代和雑貨希のぞむを含め、取扱のある美術工芸家や書家の作品を、日本現代美術工芸 善 ぜんからの御紹介として御覧下さい。
又、それだけに留まる事がないよう、先々、才能を伸ばしてほしい方がおりましたら、こちらで御案内したくも考えております。
当店が出来る事には限りがあるようではございますが、御自身で作品を案内するよりも、むしろ効率的かと存じます。
しかしながら、作品募集等と云う事は致しません!
甲乙付けるのは個々人、それぞれであり、自由です。
ただ、基本を学び、その道のルールを守れる方と出逢えれば幸せですね。
そのような方が伸びてくれる業界であって欲しいものです。(のぞみです)
さて、話がドンドン反れますが、今、目の前に存在する美術作品を疑うのも才能ですし、受継がれてきた物を目の前に、その意味を哲学的に考えるのも粋ですし、とにかく、決まり事を御自身に作る方や作らない方。
色々な方がいて、色々な作品が生まれて、色々な時代に突入して、時代は繰り返すとも言いますが、繰り返しを拒否する強者も有りかと存じます。
何の話だ?
ひさしぶりに山崎節だな〜と読まれている方もおられるかと思います。
毎度、失礼致しております。
日本現代美術工芸 善 ぜん の在り方は、進行具合で調整し、もしかしたらすぐに消えるかもしれませんし、もっと、他の役割を果たすような在り方に辿り着くかもしれません。
まずは、コレは、こう!です。との御案内を極力控え、1つ当店の内部に枠が出来上がりつつある事の「お知らせ」とさせて頂きます。
長文にて、失礼致しました。
古美術 希 のぞみ 店主
2016.8.7お客様からのお便り一部抜粋(御理解、御反応ありがとうございます)
善。良い名前ですね。コラム拝見いしました。 私もこれはなんだろう〜と数日前から考えておりましたが、そういうことなのですね。 このカテゴリーから皆さんに伝わっていくモノや人。山崎さんの祈りが形になるのですね。 なんというかやはり勉強する気になる人にしか、対象の細かい違いはわからないものですが、やはりそのよきモノをきちんと紹介する場所はなかなかないものですから、善がその入り口になることを希望いたします。
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